春の味覚を楽しもう!

cha_chan

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厳しい冬もひと段落、だいぶ寒さも和ぎ春の足音が近づいてきました。

春の楽しみと言えば、山菜採り!私の父(じいじ)がこの時期になると、息子を連れて週末に山菜採りに出かけます。息子も毎年じいじと山菜採りに出かけるのを楽しみにしています。

息子の植物好きは完全にじいじから引き継いでいます。じいじは息子の一番尊敬する人で、一番の親友でもあります。じいじもじいじで、じいじの言うことになんでも関心を示す息子のことが大好きみたいです。

今年は、じいじと一緒に長男と私の3人で、親戚の果樹畑でフキノトウを、竹林でタケノコを採らせてもらいました。

フキノトウの収穫!

まずは早春を告げるフキノトウの収穫です!

親戚の畑では、フキノトウは足の踏み場がないくらいビッシリと生えていました。あまり葉っぱが開いていないものが美味しいようです。地面とスレスレの茎のような部分をハサミで切り採ります。

ちなみに私はフキノトウをどんな植物か知りませんでした。フキノトウはフキと同じ植物で、フキの蕾の部分だそうです。苦味があるようですが、とても栄養価が高く、老化防止やガン予防に効果があるとのこと。ただ、食べ過ぎると肝臓にあまりよくないらしいです。

フキノトウは、天ぷら、パスタ、味噌と合わせるのが人気レシピだそうです。

簡単に採れるので、ついつい面白くなって時間を忘れて取りすぎてしまいます。この日も10分ほどでバケツ一杯のフキノトウが採れました(楽しすぎて写真を撮り忘れました・・・)。

タケノコの収穫!

畑から5分ほど歩いた竹林で、今度はタケノコ堀りです。息子は毎年こちらの竹林で大きなタケノコをじいじと収穫してきます。

昨年は塩害の影響か、あちこちで竹がたくさん枯れているのを見かけました。親戚の竹林は大丈夫だろうか、と心配していましたが、太くて青々した竹がしっかりと群生していました。

タケノコと言えば、我が家の長男の大好物です。竹のことが大好き過ぎて、以前の記事にも書きましたが、おやつに「タケノコの水煮」を選ぶほどです。竹も、モウソウタケ、マダケ、ハチクなどいろいろな種類を熟知していています。

また竹林に生える「アミガサタケ(モリーユ)」や「スッポンタケ」は息子の大好きなキノコです。キノコが好きだから、キノコが生える竹林も好きなのか、それとも竹が好きだから、そこに生えるキノコも好きなのかよく分かりませんが、取り合えず両方大好きな息子です(笑)

これから山に入って行きます。
これから山に入って行きます。

竹林の山を登ると、じいじがまずタケノコの捜し方を教えてくれました。

この時期のタケノコはまだ土に埋まった状態です。ほんの少しだけ頭が出ていて、その上を落ち葉が覆っています。見つけ方のコツは、足の裏でちょっとした出っ張りを探して、落ち葉を払って見つけます。ただ、出っ張りはほとんど石ころや竹の根っこでなかなかタケノコは見つかりません。

この時期の若いタケノコは高級品のようで、じいじも「そんな簡単に見つからないよ」と言っていました。

と、タケノコの探し方を聞いている最中に、右足に違和感が・・・。なんと、ちょうどタケノコを踏んでいたのでした。早速タケノコを掘ってみると、すぐ近くにも生えており運よく2本同時に掘り出すことができました。

この時期のタケノコは柔らかいので、途中で折れないように慎重に掘り出します。
この時期のタケノコは柔らかいので、途中で折れないように慎重に掘り出します。
2本同時に発見。ラッキー!
2本同時に発見。ラッキー!

とりあえず2本見つけられたので、じいじが今日は帰ろうと言って帰り支度を始めました。収集癖の強い息子は、まだあるかもしれないと探し始めましたが、じいじは「そんなあまくはないよ」と笑っていました。

と、ちょうどその話を聞いている時、また右足に違和感が・・・。偶然にも、またタケノコを踏んづけていました(タケノコ掘りだけで今年一年の運を使い果たしてしまったような気がします・・・)。

収穫してきたタケノコたち。まだ小っちゃい子供のタケノコです。
収穫してきたタケノコたち。まだ小っちゃい子供のタケノコです。
ばあばが天ぷらを作ってくれました。フキノトウはやっぱり子供には苦かったようで一口食べただけでした。タケノコは大好き。ほとんど息子が食べました。
ばあばが天ぷらを作ってくれました。フキノトウはやっぱり子供には苦かったようで一口食べただけでした。タケノコは大好き。ほとんど息子が食べました。
おばあちゃんもお味見。おばあちゃんはフキノトウを生まれて初めて食べて、美味しいと言って感動していました。
おばあちゃんもお味見。おばあちゃんはフキノトウを生まれて初めて食べて、美味しいと言って感動していました。

竹で夢と未来が広がる!

タケノコ大好きな息子が、今年叶えたいことが2つあります。

一つ目はタケノコ王に会うことです。

独特な方言とピンク色のタンクトップで筋肉モリモリの濃いキャラクター、タケノコ王、風岡直宏(かざおかなおひろ)さん。タケノコを一億円掘った男として、テレビでも何度も紹介されています。

風岡さんはトライアスロンで国内大会13回優勝という、とんでもない経歴の持ち主です。残念ながら故障で23歳という若さで引退されたそうです。そこから一転クワガタビジネスとタケノコ栽培で大成功を収めました。

破天荒なタケノコ王風岡さんですが、実際は農業と真剣に向き合う、とても真面目な青年のようです。

「ぼくは婚活パーティー15戦全敗の農家として知られているけど、あるとき職業欄に“たけのこ農家”って書いたら、くすっと笑われたさ。やっぱり、農家という職業は軽く見られているんだなと。たけのこなんて勝手に生えてくるもんだろうと、目の前でお客さんに言われたこともある。

ぼくの目標は、情熱大陸にでることさ。パイオニアになって、みんなが持ってる農家像を変えていきたいんだ。こんな農家が100人出てきたら、農家のイメージだって根底から覆せる。農家が軽視される時代は、もう終わりにしたいのさ。」

風岡直宏 / Nippon Taberu Times

風岡さんのような農家がたくさん出てきたら、日本の農業の未来は本当に明るいと思います。

現在タケノコ王風岡さんは静岡県富士宮市で店舗を構えているようです。電話等で全国配送もされているそうですが、やっぱり直接会ってお話をしてみたいです。必ず息子には良い経験になるはずです。

二つ目は夏に竹で流しそうめんをやりたいようです。息子も今年から小学校1年生。夏休みの宿題は、竹の流しそうめん台づくりで決まり!?

息子の夢は膨らむばかりです(笑)

最終更新:

コメント(10

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  • B

    baikinman

    子供の時は、春の味覚の美味しさがなかなか分かりませんでした。
    今では春になると、フキノトウやタラの芽、菜の花が食べたくなる。
    あの苦みがたまりません。

    • C

      cha_chan

      自分も子供の頃は春の山菜は苦手でした。今思うと、こんな美味しいものがなんで食べられなかったんだろうと不思議なくらいです。

    • J

      jina

      ふきのとう美味しそう!食べたいです!!!
      息子さんの2つの夢、簡単に叶えてあげられると思うので、ぜひまた記事で共有してください!

      • C

        cha_chan

        2つの夢を早く叶えて、そこから次につながる新しい夢を見つけてほしいと思います。夢が叶ったらぽたるに記事をアップします!

      • P

        pamapama

        ふきのとうを食べると春が近いなって感じがしますね。味も香りも大好きです。よく遊びに行くテーマパークの斜面に毎年ふきのとうがびっしり生えていていつも「採りたいなあ-…」と思うのですが、とうぜん採るわけにはいかないのでとてもうらやましいです。まだ地面の中にいる小さなタケノコも最高ですね!

        • C

          cha_chan

          フキノトウ、初春のほんとに短い期間しか食べられないのが、また魅力的なんですよね!確かにそこらへんに生えているのを見ると、誰も採らないならちょうだい!と言いたくなりますね(笑)

        • O

          orangeoor18

          息子さん夢叶うといいですね。国産の筍はこの時期ぐらいしか手軽に買えないので、スーパーに出回るのが楽しみです。今年はあく抜きに挑戦しようか考え中です。

          • C

            cha_chan

            我が家では、息子の夢=親の夢になってきています。家族だけでなく、色々な方が息子の夢を応援してくれて、息子は恵まれた環境にいると思います。どんどん夢を叶えてあげたいです。それから、たけのこのアク抜き頑張ってください!そしてぜひぽたるで記事にしてください。

          • A

            akaheru

            好きなことと今現在の目標(夢)が明確に見えていて素晴らしいです。好きなことに夢中で取り組んでいたら、ふと気づくと夢が全部叶っていた・・・近い内にそんなことになるのではないでしょうか。

            ちなみに、たけのこを見つけるセンス、これからも大事にしてください!

            • C

              cha_chan

              息子は自分の好きなことに対しては、まったくブレる様子がないので、このまま突き抜けて欲しいと思っています(笑)まだ小さいうちのたけのこ掘りは、宝探しのようでとても楽しかったです。もしたけのこを掘れる環境がありましたら、お子様たちとチャレンジしてみてください。