災害時のトイレ問題は深刻だと思います。熊本地震が起きた後に益城町に訪れた際の避難所のトイレは、ニオイも衛生的にもひどい状態でした。潔癖症の方は絶対に入れませんが、一般の方も入るのをためらってしまう衛生状態です。
トイレが衛生的ではないことでトイレを我慢してしまう、水分摂取量をセーブした結果健康被害にあってしまう、不衛生なトイレ環境が原因で感染症を引き起こしてしまうなど、トイレは排泄で困るだけではなく、様々な問題を引き起こします。
自宅で避難できる場合、多くのトイレグッズを用意して、家族がトイレに困らないよう、避難所のトイレに依存することのないよう準備する必要があります。
○ 身の回り品で作る緊急トイレ
1.ゴミ袋(45L程度)を便座に二重に重ねる
2.くしゃくしゃにした新聞紙をゴミ箱の中に敷き詰める
3.用を足す。
4.消臭効果のある物を上からかける(猫砂・消臭剤・オガクズ)
5.内側のゴミ袋を取り出し、空気を抜いて口を強くしばる
6.生活ゴミとは分別し、収集まで保管する
【9】LEDランタン、ヘッドライト
◎GENTOS エクスプローラープロフェッショナル EX-777XP
・必要個数:最低3つは必要(リビング・キッチン・トイレに設置)
・参考価格:2,375円
・点灯時間:約72時間(ハイの場合)、約144時間(ローの場合)
・単1形電池3本使用(※電池は別売り)
<解説>
1ヶ所しか照らせない懐中電灯と違い、室内照明として部屋絶全体を明るくできます。明るさ280ルーメン。
◎エナジャーヘッドライト HDL150
・必要個数:家族人数分
・参考価格:1,347円
・点灯時間:最長50時間(ローの場合)
・防水機能:IPX4(全方向からの10分間の水しぶきに耐える)
<解説>
片手がふさがる懐中電灯と違い、両手が空くヘッドライトを備えておくと、災害時に作業がしやすく便利です。
明るさ最大150ルーメン(フルモード)、20ルーメン(ローモード時)
【10】口腔ケア用ウェット
◎和光堂オーラルプラス口腔ケアウェッティーマイルド
・必要個数:1家族に5~6本程度常備(使いながら買い足すローリングストック法)
・参考価格:807円(100枚入)
<解説>
災害後、水道が止まると歯磨きは出来なくなり、肺炎などの感染症にかかりやすくなるため、口腔ケアは必須です。口腔ケア用ウエットティッシュは災害時に以下の3つの使用方法があり便利です。
1)歯がみがける
2)お箸やスプーンなどを拭ける
3)手や体も拭ける
保存期間3年
【+α】クーラーボックス
◎ロゴス クーラーバッグハイパー氷点下クーラーL
・必要個数:1~2常備
・参考価格:8,143円
<解説>
クーラーボックスは、保冷剤を入れて臨時の冷蔵庫になります。保冷剤は食材の上において保冷効果を高めます。
【+α】携帯ラジオ
◎パナソニック FM/AM 2バンドレシーバー手回し充電ラジオ
・必要個数:1家族に1台は常備
・参考価格:4,805円
<解説>
乾電池が無くても使える手回し充電ラジオです。USB電源で携帯電話・スマートフォンの充電が可能です。単4形電池×3本使用(※電池は別売り)ホールド機能、LEDライト、2スピーカー搭載
防災を楽しもう!
遊びながら防災を学べるグッズはたくさんありそう、これからそんなアイテムも紹介していきます。
生き残るために準備しろ~~~っ、て言っても実際は忙しい現実や今目の前に置かれている問題のほうが優先だと思います。楽しく学びながら、生活の中に当たり前に「防災」を取り入れたい。
家具転倒防止器具
自宅避難生活をするためには、自宅が災害にあっても耐えられる事前の準備と対策が必要です。自宅を自助のための避難所と考える前に、災害が遭っても命を守れる状態に自宅の環境を保つ必要があります。
講座から学んだこと
「MOSHIMO」から「ITSUMO」への防災意識のシフトが必要だと痛感しました。
防災とはもしものためではなく、いつも生活の一部としてありたい。
「いつか来るだろう」から、「今日来るかもしれない」の心の準備を身につけるアプローチを考えていきます。
最終更新:
baikinman
防災グッズはいろいろ種類があり、私は何を購入すればいいのか分からなくなっており、闇雲に購入していました。
おすすめグッズを紹介していただき、理由や必要な量、金額を示していただいたので、我が家に足りないものが具体的に想像できました。
さっそく購入します!!
jina
迷っている時間と労力がもったいないので買ってしまうのよ!悩んでも大差ないし、正解とか絶対とかはないので。寒さも深まる日々ですのでお子様方が寒さに困らぬよう対策をオススメします。
akaheru
>防災を楽しもう!
>防災とはもしものためではなく、いつも生活の一部としてありたい。
すごく大切なことだと思います。地震大国日本では、どこに住んでいようが地震の被害に遭う可能性があります。各家庭が当たり前のように、常にいざという時のために備蓄及び備えをしっかりしておけば、被害も劇的に抑えられるのではないかと思います。
我が家もとても備えが万全とは言えませんので、早めに装備を整えたいと思います。
(ヘッドライトは全く同じもの持っています!)
jina
防災が他人ごとから自分ごとに変わり、その先に防災を楽しむフェーズがあると思います。
そしてその先には、防災が生活の一部となられる方々が増えていき、災害が起きても最小の被害でおさまる世界になることを私は信じています。まずは自分からです(^-^)
cha_chan
とても参考になりました!
もしもから、いつもへの意識の転換が出来るかが、防災用品の準備も含めて災害から命を守るためのポイントになることが分かりました。
以前から我が家では防災用品や非常食の準備を進めていますが、どの商品を選べばいいのか、悩むときがありました。こちらの記事には理由や購入先も書かれているため、迷わず防災用品の準備が進められそうです!
ワンちゃんの防災対策もしてあげてください(笑)
jina
レジュメを書き写しただけのようなページになってしまいましたが、購入リストはかなり厳選されているようです。
ひとりでも多くの方の購入のアクションにつなかわり、命を守ることの一歩を踏み出して欲しい、そんな思いです。
pamapama
これはとても参考になりました!!!
わが家はこどもの障害を考えると自宅で避難したいです。(地震に関してはうちのマンションが自宅避難可能な耐震性があると信じているという前提がありますが…)なのでさっそく購入を検討します。また、すでに家にあるものだと数がじゅうぶんでないのに「後回しでいいや」となりがちなので、それもチェックしてみます!
jina
コメントありがとうございます。
私も講座を受けて全部購入したつもりが買い忘れていたり、買って安心した気分でした。この記事を書くにあたりあらためてチェックして、災害時に家族が困らないように準備しました。
このページは共有の場となっていますが、書くことの責任が自分や家族の身を守る行動につながるので、共有すること(書くこと)は大変ですが命を守る一歩一歩となっています。
娘さんが災害時にも笑顔になれるよう十分なご準備をお勧めいたします。