【GW島旅レポート】ゴールデンウイークは青ヶ島へ! Vol.1

sKenji

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「青ヶ島」の森の中にて
「青ヶ島」の森の中にて

毎年ゴールデンウイークは学生時代の仲間と千葉県館山市でウインドサーフィン合宿をするのが恒例になっていた。しかし今年は連休直前になって開催中止の連絡が入る・・・。

ということで急遽予定を変更して、青ヶ島へ!

青ヶ島は東京から南へおよそ360kmに浮かぶ孤島である。人口は約170人、南北約3.5㎞、東西に約2.5kmほどの小さな島で、周囲は断崖絶壁に囲まれている。島の住所は全て「東京都青ヶ島村無番地」。このたった一つの住所と宛先の氏名だけで手紙が届くという。

本州から直通の交通手段はなく、東京・竹芝桟橋から一度伊豆七島最南端の八丈島へ行き、そこからさらに船を乗り換える必要がある(※空の交通手段も有)。

ちなみになぜ青ヶ島に行きたいと思ったのかというと、それは2、3年前に目にした一枚の写真がきっかけであった。島の上空から撮影したもので、最初見た時は現実世界のものだとは思えなかった。

青ヶ島の航空写真(出典: 海上保安庁海洋情報部)
青ヶ島の航空写真(出典: 海上保安庁海洋情報部)

www1.kaiho.mlit.go.jp

このまるでCGのような島の姿を目にした瞬間、決して忘れることができない鮮烈な記憶が焼き付けられ、いつか「絶対に行こう!」と思い続けてきた憧れの島だった。

とはいえ、船で行くには時間がかかるためにそうたやすく行ける場所ではなかった。加えてそれ以上に厄介なのが就航率である。青ヶ島と八丈島を結ぶ船は天候の影響を受けやすく、すぐに欠航してしまうことで知られている。1説によると週に4~5便しかない船の就航率は40~50%とも言われている。島に渡ったはいいが、天候が崩れると数日間戻ってくることができなくなるということも珍しくないそうだ。

天気予報によると連休中は天候が安定していた。「この機会を逃してはならない」そう思い、青ヶ島へ行くことにしたのだった。

トシ君に島の写真を送ってみると・・・

青ヶ島行きを決めると友人のトシ君を誘ってみた。彼は現役の大学生で、住んでいるアパートの最寄駅から電車に乗って5駅の所に住んでいる。歳は結構離れてはいるものの、趣味や興味を持つ対象が似ていることもあり、キャンプやバーベキュー、飲みなどに行ったりしている。

彼にメールで青ヶ島の写真を送り、「行かないか」と声をかけてみると、ほぼ即答で「行く!」という返事が来た。

そんなこんなで急遽、出発前日の4月29日に二人分の東京発八丈島行の船便を予約をして、青ヶ島へ目指すことになった。

東京・竹芝桟橋へ

翌日4月30日、朝遅くに起きるとキャンプ道具などをひっぱりだしてザックにつめこむ。そして調理に使うガスなど、必要なものを買出しに行って準備を整えると夕方、慌しく静岡のアパートを出て東京・竹芝桟橋に向かった。

船は22:30に出航予定。トシ君とはその1時間前に最寄の浜松町駅で落ち合う約束をしていた。21時過ぎに彼と合流すると東京・竹芝客船ターミナル内にある窓口へ行き乗船券を受け取ると出発の時を待った。

竹芝客船ターミナル前の広場
竹芝客船ターミナル前の広場
竹芝客船ターミナル内
竹芝客船ターミナル内

出航時間の20分ほど前になると乗船を促すアナウンスが流れた。ターミナルビルから埠頭区域に入ると、目の前の岸壁には八丈島行きの「橘丸」が横付けされていた。 全長118m、総トン数5,681トンの客船である。

電灯に照らし出されて夜の埠頭に停泊している姿を目にすると、久しぶりの島旅に気分が高揚してきた。

橘丸。いよいよ乗船!
橘丸。いよいよ乗船!

橘丸はほぼ定刻通りに出発した。八丈島までは約10時間の船旅で翌朝の8:50到着予定だ。

大きな船体が岸壁から離れると、デッキにいた若者グループが埠頭に向かって手を振り始めた。波止場側にも10人ほどの見送りの集団がいて、大声で叫びながら大きく手を振り返していた。船ならではの光景に旅情を感じる。

橘丸はゆっくりと東京湾内を航行する。レインボーブリッジ、東京ゲートブリッジ、そして横浜ランドマークタワー&ベイブリッジ。湾岸の夜景が刻々と変わってゆく様に興奮がなかなか収まらなかった。

レインボーブリッジ
レインボーブリッジ
レインボーブリッジの下を通過!
レインボーブリッジの下を通過!

しばらくして陸地に見える灯りの数が少なくなってくると、トシ君と私はそれぞれ思い思いに甲板で海を眺めたり、船内を見て回るなどしていた。

橘丸の一番上(6階)のデッキ
橘丸の一番上(6階)のデッキ
5階デッキ。イスとテーブルが設置されている
5階デッキ。イスとテーブルが設置されている
船内にある階段
船内にある階段
船内にあるレストラン
船内にあるレストラン
案内所
案内所
2等和室。スペースが指定されており、顔付近には小さいながらも仕切りがある。頭上の棚はコインロッカーになっている

2等和室。スペースが指定されており、顔付近には小さいながらも仕切りがある。頭上の棚はコインロッカーになっている

時計の針が深夜12時を過ぎると船室に戻った。トシ君の姿はなかったが一足先に寝ることにする。

ちなみに部屋は2等和室。8人ほどが横になれるスペースに薄いカーペットが敷かれているだけの最もエコノミーなクラスだったが、各自の就寝スペースが指定されている上に、顔付近には小さなパーティションもあって想像以上に快適であった。

<【GW島旅レポート】亜熱帯アイランド・八丈島は温泉の島♪ Vol.2
へ続く>

 【GW島旅レポート】亜熱帯アイランド・八丈島は温泉の島♪ Vol.2
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東京・竹芝桟橋

橘丸から見る東京の夜景
橘丸から見る東京の夜景

※登場人物は仮名です。

参考WEBサイト

 伊豆七島へ行く船旅・ツアー/東海汽船株式会社
www.tokaikisen.co.jp  

Text & Photo:sKenji

最終更新:

コメント(2

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  • 5

    51mister

    自然が作った凄さを感じます。てか、島というより隆起した海底火山の火口に見えてしまいます。

    • S

      sKenji

      本当に自然の凄さに驚きを感じます。伊豆諸島は火山島群とのことで、まさに海に突き出た火口です!青ヶ島について、次回以降の続きでもう少し詳しく書こうと思っています!