八丈島 - 登山も良し!ダイビングも良し!温泉も良し!選べるほどに溢れる自然(東京・伊豆諸島)

shima

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島の形も”8”状!大地の恵みで生きる島

 伊豆諸島の南方に浮かぶ、ひょうたん型の八丈島。伊豆諸島の島々では、大島と並んで8000人近くもの人々が暮らす、比較的大きな島です。 他の伊豆諸島の島と比べても、緑の色が深くなり、同時に見かけない植物たちもちらほら。ここが他とは違う気候であると感じさせてくれます!

 そんな八丈島はあえて言うなら「なんでもあり」。山を巡れば豪快な滝に、伊豆諸島ならではの野鳥たち。海に潜れば黒潮に乗った美味しそうな大型の魚たち!ダイビングも人気でウミガメやイルカに出会えることも。 また、島特有の地熱で温まった7つの温泉にも惹かれます。当然景色の良い温泉ばかりで、それがまた心憎い!遊んだあとは湯めぐりなんかも良いですね。

 そんな非日常空間だけに、船で訪れるとしたなら11時間もの船旅を擁します。ただし空路も整備されているため、小笠原諸島や青ヶ島と違い気軽な旅行も可能。連休が取れたなら、異国情緒あふれる八丈島へぜひ!   余談ですが、空港を真ん中に挟んで道路が数字の8状に、敷かれています。

八丈島の見どころ

景色を楽しむ

八丈富士  (場所)

八丈島のシンボル的存在、八丈富士です。登山口まで車で行くことも可能なため、時間や体力が無ければドライブとして、自分の足で踏みしめたい方にはやさしい日帰り登山として、自分に合ったスタイルで山の景色を楽しめます。道中7合目あたりでは、広々とした牧場(ふれあい牧場)を見渡すことも可能。山頂エリアでは、お鉢めぐりをしながら、火口内の池や山車の林を見下ろしてみるのもなかなか乙かも。

三原山  (場所)

島の北西部にあるのは八丈富士ですが、もう一方、島の南東部にそびえるのが三原山です。どちらかというと渋くて味わい深い山です。この山が誕生したのは火山がまだ活発だった10万年以上も前のこと。それだけの歴史を重ねてきたからか、うっそうとしていて八丈富士よりも色濃く感じます。カルデラ湖のなごりである大池・小池、南側中腹にある島内最大落差36.3mの唐滝、沢歩きや岩登りの果てにたどり着くことが出来る大滝など、力強さを感じる自然が魅力。

散策路

山以外にも、昔ながらの自然が残るスポットが点在している八丈島。山まで行かずとも堪能できる緑やせせらぎもあります。ヘゴシダの生い茂るジャングルのような景観の「裏見ヶ滝散策路」、川床の岩盤のくぼみに入り込んだ小石が、渦流のためにくぼみ内に転がり段々と大きな円形の穴に拡大した沢がある「ポットホール散策路」、元々は田んぼだった場所に整備を施し、ホタルが済めるように整えた珍しい沢の景観「ホタル水路」などなど。どれも人気の癒しの散策路です。

発光生物

いわゆる光るキノコです。群生地では暗がりの夜に、ポウッと浮かぶ柔らかい光を見ることが出来ます。一度は見ておきたい!末吉温泉「みはらしの湯」(場所)、足湯「きらめき」 (場所)八丈島も伊豆諸島のほかの島々に負けず劣らずの湯どころ。地熱で温められた湯に浸かってその日の疲れを癒しましょう。温泉自体は島内にいくつかありますが、特に海を見渡せ、景色が抜群に良い「みはらしの湯」と「きらめき」がおすすめ。

八丈植物公園 (場所)

八丈島を歩いていると、花や木々といった植物、そんな中でのんびりと過ごす虫や鳥たちに出会います。そんな島の住民たちのことが気になった時は、八丈植物公園がおすすめ。広々とした植物園だけでなく、アカコッコや、イソヒヨドリといったこの地域特有の鳥たちのほか、キョンも飼育されています。また、植物、動物だけでなく菌類も元気。梅雨時から秋口までは、ヤコウダケやシイノトモシビダケといった「光るキノコ」も幻想的な風景を紡ぎます。

大里の玉石垣  (場所)

南国情緒に染まってか、どことなく沖縄の石垣を感じさせられます。感じさせられるものの、沖縄のそれとはやはりどことなく違う。八丈島の大里地区で見られる この石垣は、江戸時代、流人が横間海岸から運んで造られたものと言われています。水の関係から大賀郷地域発祥の地とされていて、旧家や有力家が多いため、 玉石垣で囲んでいる家が多いのだとか。権力の象徴みたいなもんでしょうか。ちなみに、上部が反った形の石垣の組み方は陣屋の石垣のみだそう。

施設を楽しむ

歴史民俗資料館ふるさと村  (場所)

かつて罪人に対する処罰として行われていた島流しの刑(流罪)。伊豆諸島の島々はそんな受刑者(流人)たちの行く果てだったという歴史があります。八丈島ももちろん例外ではなく、流人のほか、大昔より大陸船や漁船など、黒潮に乗って辿り着く漂流者・漂着物をことごとく受け入れていました。そういった懐の深さが独自の文化を築き上げ、近代化が進んだ今でも、島にはその面影を垣間見ることが出来ます。それらをわかりやすく展示しているのが「歴史民俗資料館ふるさと村」。今よりももっと貧弱な船に乗って、長い月日の果てにたどり着いた彼らに思いを馳せてみてはいかが。

八丈島地熱発電所、えこ・あぐりまーと  (場所)

農業と自然との共生を図った施設。国内初の地熱発電所として、知る人には知られています。周辺環境にも十分に配慮しながら地熱のエネルギーを利用。火山国日本には大地からの熱源が豊富にあり、その地熱から発生する蒸気の力でタービンを回転させて発電する仕組みで二酸化炭素もほぼ発生しないとか。原子力発電の時代にステキな話です。同じ東京電力でも、色んなやり方があるんですねー。  そして日本でありながら、南方の島ゆえに亜熱帯の暖かさが特徴でもある八丈島。亜熱帯ならではの植物の栽培にも力を入れています。発電所横にあるえこ・あぐりまーとでは、その地熱エネルギーを活用した温室栽培で、通年熱帯植物を栽培。展示品や農工の見学、青果や園芸品の購入、八丈島ならではの飲み物でゆったり出来る喫茶室、八丈島の魅力を五感で感じられる施設です。

八丈島のいろいろ

【名 称】

八丈島(はちじょうしま)

【所在地】

 東京都八丈町
maps.google.co.jp  

(地図)

【面 積】69.48㎢

【周 囲】

51.3km

遊 び

ダイビング、サイクリング、サーフィン、ボディボード、釣り、海水浴、黄八丈手織体験、八丈焼陶芸体験、八丈太鼓体験、押し花アート、登山、温泉めぐり、キャンプ、テニス、ミニゴルフ

食べる

島だこ、ムロアジ、カジキ、カツオ、トビウオ、サトイモ、あしたば、スイカ、じゃがいも、パパイヤ、唐辛子

郷土料理

島寿司、麦雑炊、ぶど、その他いろいろ

変わりモノ

「八丈島のキョン!」(がきデカ)、地熱発電(日本一) カジキのみそ漬け

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