2年前の4月下旬、「三春の滝桜」を訪れました。
三春は福島県のほぼ真ん中に位置する町で「梅・桃・桜の花が一度に咲き、三つの春が同時に来るから三春と呼ばれるようになった」とも言われています。
滝桜は、町はずれのすり鉢状地形の斜面に一本、どっしりと生えています。付近に小さな山や畑が点在している自然豊かな場所です。
三春町の公式WEBサイトによると、滝桜は、エドヒガン系のベニシダレザクラで、樹齢は推定で1,000年を超えるそうです。大正11年に、国の天然記念物に指定されており、同時に指定を受けた、岐阜県の根尾谷淡墨桜、山梨県の山高神代桜ともに、日本の三大桜と称されています。樹高13.5m、根回り11.3m、枝張りは幹から東西に25m、南北に20mと、日本を代表する桜の巨木で、例年、4月中旬から下旬ころに開花します。
平安時代から、千年以上も風雪に耐え、いくつもの動乱の時代を生き抜いてきた三春の滝桜。薄紅色の花が咲き乱れる姿は、一度は見ておきたい光景です。
「三春の滝桜」の詳細情報
三春の滝桜は、いつでも自由に見ることができますが、開花時期だけは、観桜料が必要となります。有名な桜だけあり、全国から年間30万人以上の人が訪れ、ピーク時は、特に混雑します。
【場所】福島県田村郡三春町大字滝字桜久保296番地
【ライトアップ】午後6時から午後9時まで
(※開花状況に合わせて実施する予定)
【観桜料】300円
(※中学生以下は無料。開花宣言以降、観桜料がかかります)
【開花期】例年、4月中旬~下旬
(掲載写真は2012年4月29日撮影)
【アクセス】○自動車:磐越自動車道「船引三春インターチェンジ」から7.3キロ
磐越自動車道「郡山東インターチェンジ」から12.6キロ
○電車:磐越東線「三春駅」から臨時バス滝桜号で約20分
※開花期の土日等に運動公園から滝桜まで無料シャトルバス有。
※開花期にJR三春駅と滝桜を結ぶ臨時バス「滝桜号」を運行。
【駐車場】滝桜大駐車場に850台(大型駐車可)
※無料
三春の滝桜
参考WEBサイト
Text & Photo:sKenji
最終更新:
nezumisenpai
これはすごい!絵画のようです!
sKenji
コメントありがとうございます!
ほんとうに絵画のように美しく、歴史の重みを感じさせる風格を備えた桜でした。
sKenji
写真だけではなく、見た時に感じた美しさや存在感もお伝えすることができればと思い、試みたものの、書いた言葉が軽く感じられ、滝桜への冒涜のようにも思えて、結局、書くことができない(笑)ほど、畏敬の念を感じさせる桜でした。
この先もずっと、花を咲かせ続けていってほしいと切に願います。