今日はクリスマスイブ。東北では、震災発生から3回目のクリスマスを迎えます。
クリスマスはキリストの誕生日が由来と言われていますが、実はキリストの本当の誕生日はわかっていないようです。ただ、4世紀ころからキリスト教徒の間で、12月25日にクリスマスを祝っていたと言われています。

ちなみに、クリスマスには欠かせないサンタクロースですが、モデルとなったのは、聖ニコラウスという4世紀のトルコに実在した司教だそうです。

聖ニコラウスは、多くの貧しい人を助けたと伝えられています。ある日、貧しさのあまり、嫁ぐことができなかった娘の家に金貨を投げ入れ、その金貨が暖炉にあった靴下に入ったことから、プレゼントを靴下に入れる風習ができたとも言われています。

赤い帽子と服を着て、トナカイに乗り、煙突から入ってプレゼントを渡すという、多くの人がイメージするサンタクロース像は、19世紀に入って書かれた物語が元になっているといいます。

冬は夏に比べると星やイルミネーションが綺麗に見える気がします。
これは、冬の湿度に低さによるものだそうです。湿度が低いと光を乱射させる空気中の水蒸気が少ないために綺麗に見えるそうです。

イルミーションの起源ですが、16世紀のドイツの神学者、マルティン・ルターが起源という説が有力です。ルターが、木々の間にきらめく美しい星を再現しようとして、木の枝にロウソクを飾ったことが始まりではないかと言われています。

日本のイルミネーションは、1900年に神戸沖で行われた観艦式が最初と言われ、1905年、明治屋が銀座で華やかなイルミネーションを演出した事により広まったと言われています。

東北のイルミネーションというと仙台が有名ですが、その他にも、見てみたくなるようなイルミネーションが各地で行われているようです。

★石ノ森章太郎ふるさと記念館
　【点灯期間】12/1(日)～1/3(金)
　【点灯時間】17:00～22:00
　【場所】宮城県登米市中田町石森字町132
　【休館日】毎週月曜日　※月曜日が休日の場合はその翌日
　　　　　（年末年始は、１２月２９日～１月１日）

★宮城県気仙沼市内湾地域（気仙沼お魚いちば）
　【点灯期間】12/6(金)～1/31(金)
　　　　　　　※終了日時は変更の可能性有。
　【点灯時間】18:00～22:00
　【場所】宮城県気仙沼市港町2-13

イルミネーションは、クリスマスだけでなく、少なくとも年末年始まではやっているところが多いようです。

イルミネーション以外で個人的に気になる東北の名所はなんと言っても「蔵王の樹氷」です。まだ行ったことはないのですが、是非、一度見に行きたいと思っているスポットです。闇夜にライトアップされた樹氷を、いつか自分の目で見てみたいと思います。

初詣で行きたいと思っている場所は、山形県山形市にある「山寺」です。一度、初夏に訪れたことがあるのですが、おすすめのお寺です。山の中にいくつものお堂が建てられており、見ごたえがあります。山のふもとから階段を登っていくのですが、途中、険しい断崖の上に立つお堂は必見です。山の上からの眺めも素晴らしいです。緑の山寺も素敵でしたが、雪がしんしんと降る大晦日から年越しにかけて、初詣に来てみたいと思った場所です。

クリスマス。そして、年末年始。寒さが一段と厳しくなるかもしれませんが、だからこそ、銀世界、温泉、ウインタースポーツなどの東北の魅力が増すかと思います。もし、年末年始の予定が、まだ決まっていないようでしたら、温泉を楽しみながら、東北観光というのも魅力的かもしれません。

Text：sKenji