【島のお土産】利島「うつぼチップス」

tanoshimasan

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「俺に触れると怪我するぜ。食べると実は美味だけど。」

「絶対に触ろうとしないで」

 たしか、あれはダイビングのライセンスを取得した時でしたか。インストラクターのお兄さんが筆談用のボードにそんなことを書いてくれて、ビビってしまった覚えがあります。そいつがうつぼでした。なんでも獰猛で、手袋をしていようが、指を出すと噛み千切られるんだとか。にょろにょろと蛇みたいな胴体で大人しく、「正しく接すればかわいいよ」とは、インストラクターのお兄さんの言葉。なるほど・・・。うーん、やっぱりちょっと迫力がありすぎて怖いかも。 さて、そんなうつぼをあろうことか食らっちまう島がありました。伊豆諸島・利島です。なんでも2012年にお土産化したばかり。これから利島のお土産の顔として力を入れていく予定だそうな。これがもう、「島じまん2012」では目立ちまくっていました。もっとも、利島では昔からうつぼを食べる文化はあるとのこと。「簡単に取れてしまうから仕方なく食べるんだよね。美味しいけど。」お話を伺った島民の方はそんな風に仰っていました。「でも、どうせなら食べやすくして、お土産にしよう」そんな発想から生まれたのが「うつぼチップス」なのです。

 そんな「うつぼチップス」、お味は・・・と、構えたのですが、実物を見てきょとん。「あれ?こんなあっさりした感じなんだ!」薄くスライスしたうつぼを、同じく利島名産の椿油と紅花油を混ぜた混合油でカラッと揚げたもの。あのくど~い顔のうつぼ、ましてや揚げ物にも関わらずサクッと軽い。塩をちょこっと振ればもう十分おやつ、おつまみとしてイケてしまうこと請け合いです!!顔は濃いのに中身はあっさりうまい・・・。試食用のタッパーがすぐ空になっていたのが印象的でした。島は酒飲みが多いから良く合うのでしょうね・・・。

人口も資源も少ないからこその「手づくり感」

 利島は人口333人(2012年)、日本でも5本の指に入るほどの人口の少ない自治体、観光資源も多くはありません。それゆえに、「勤勉だよ。なんでも自分たちで頑張る文化があるかも知れない。」なんて言ってました。うつぼに代表されるように、自分たちの身近なものから、産業を生み出す手づくり感が利島の魅力かも知れません。(他にも、天然の草の色を活かしたカラムシ織や、利島味噌、椿油など、素朴ながらも手づくり感たっぷりのお土産が多数あるのが利島!) ちなみに、うつぼを捌くことは、うなぎや鱧などと同じく難しいと言われます。特にうつぼを捌く技術(骨切りなど)を持っている人は島内にも2人しかいないのだとか!利島の命運を握る「うつぼチップス」。成長途上の美味でございます。

※ 姉妹品に「うつぼの干物」もあります。

 獰猛なうつぼです。熟練ダイバーともなれば、うつぼもかわいいんだとか。

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  • U

    ueue52

    「薄くスライスしたうつぼを・・・」レシピが恐すぎて笑えましたww

    • T

      tanoshimasan

      スライスする際も非常に暴れるそうで、ウナギ捌くときの要領でまな板にピックで打ち込むんだとか・・・。笑