貸し農園で始める野菜作り(10)

orangeoor18

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秋に収穫予定の枝豆
秋に収穫予定の枝豆

食育を目的として始めた、貸し農園による家庭菜園。前回の記事では、梅雨の時期の生育状況についてお伝えしました。

 貸し農園で始める野菜作り(9) by orangeoor18
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7月の大雨で倒れかかっていたトマトは枝を整えたり、わき芽(葉と茎の間から生えてくる芽)を取る作業を行い、支柱で再び茎を固定したことでなんとか復旧。7月中旬から8月の上旬にかけて熟した実を収穫できるようになりました。ただ、トマトの甘さは少し足りない気がしました。やはり水分量が多かったのか・・・。

育ててみて実感するのが、スーパーなどで当たり前のように商品として売られている野菜のすごさです。初心者が家庭菜園で育てると、葉物の野菜は苦かったり固かったり。実が付く野菜は味が落ちたり、変形したり。

これらのような状態がなく、しっかりとした形や味を出せるのはこれまでの地道な研究を重ねたからこそなのだろうと思いました。

家庭菜園と食育

食育を目的として始めたものの、これまで子どもへの影響についてはあまり触れていなかったので、改めて考えてみます。

家庭菜園を始めてから起きた子ども(2歳児)の変化としては、

・初めて食べる野菜でも「畑でとれた」というと積極的に口に運ぶようになった
・1人で畑に行って収穫することもある
・人見知りが減り、(ような気がする)ご近所さんに自ら野菜を配りに行く

現状、野菜作りは私たち大人が行っているのですが、もし本人が興味を持った場合は一緒に作業が出来ればと思います。

畑を耕し、種を蒔く(または苗を植える)ことから始まって、収穫した野菜は自分たちで調理。食べずに残った部分は堆肥として活用。といった一連の流れから何かを吸収できるものがあれば嬉しい限り。

野菜が出来るまで、どの程度の手間がかかっているのかを実感することは、食材を粗末にしないことにも繋がると思っています。また、自分たちの手で野菜が出来ることで達成感を味わえ、小さな自信を積み重ねていけるのかもしれません。

こんなことを考えてはいますが、まず野菜作りが楽しいと感じられることが何よりも大事なことだと思います。あれこれ教えることよりも、子どもが楽しめる環境をいかにして作るか。を意識して今後も家庭菜園を続けていきたいです。

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