・子供が自分で野菜を収穫することで食に関心を持てる
・出来るまでの過程を知ることで命の大切さを学べる
食育を目的として始めた、貸し農園による家庭菜園。前回の記事では、夏野菜における仕立ての基礎を行いました。
借りている区画の内、半分は夏野菜、もう半分は3月に種まきした春野菜。いい感じい育ってきたので、今回は収穫をしていきます。
実際に育てて思いましたが、土を耕す、種をまく、肥料や水を与える、土を被せるなど大半は地味な作業だと思います。(個人的には今それも楽しいと感じています。)これらの作業を行い、株一つずつ成長過程を見てきた上で最後に行う野菜の収穫。野菜づくりで一番楽しい作業が収穫かもしれません。
まずはじゃがいもです。収穫時期になると葉の元気が弱まり、緑色から黄色に変化してきます。手入れがあまり必要ないこともあり、正直なところ土寄せを数回した程度で植えてからはほとんどほったらかし状態。芋はどれぐらい出来ているのか・・・。
少し不安がありましたが、掘ってみると・・・
全体的に小ぶりではありますが、予想よりもたくさん出来ていました!
種芋から生える茎を引っこ抜く芽かき作業を小まめに行ったり、間隔を調整することでさらに収穫量を上げられると思います。
4株を全て収穫し、7~8リットル程度のバケツに半分以上入るほどの量でした。
続いてキャベツ。ポットに種をまき、芽が出たあと畑に定植しました。今回は虫の対策をほぼしなかったこともあって、外側の葉は食われている状態です。また、追肥する時期が遅れたことで、結球するのが遅くなり、若干小さめの球。(ただ、味や固さは特に気になりませんでした)防虫ネットを張り、追肥をきちんと行うことでもっと早く、大きなキャベツを作れると思います。
間引きで摘んだ苗は・・・
こちらはほうれん草。苗同士の間隔を空けて成長を促すために間引きという作業を行います。小さい苗を摘んでいくのですが、捨ててしまうのはもったいない・・・。
なので、摘んだ苗は根っこの部分を切り取って、葉の部分を料理に使うことにしています。幼い葉っぱなので、すぐにしなびてしまいますが、採れたてを食べられるのは栽培しているからこその体験です。サラダやスープに入れていただきます。
ちなみに間引きを忘れてしまった大根は、狭いスペースに密集しているため、1本ずつが細いまま育ちます。(大根が苦しそうです…)この状態にまで育つと間引きは難しいです。育てば育つほど抜くことに申し訳なさを感じますし、遅ければ遅いほど間引いても得られる効果は薄いです。
このように反省点はいろいろあった春野菜の栽培。収穫が終わったら、その場所に新たな野菜を育てようと考えていますが、反省を生かしたいと思います。
今の時期だと小松菜、空芯菜、モロヘイヤといった葉物野菜。それとも実をつける枝豆、トウモロコシなど。やっぱり少し畑を休憩させて秋野菜に備えるか・・・。と考え中です。
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