貸し農園で始める野菜作り(5)

orangeoor18

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・子供が自分で野菜を収穫することで食に関心を持てる
・出来るまでの過程を知ることで命の大切さを学べる

このように食育を目的として始めた、貸し農園による家庭菜園。前回の記事では、夏野菜を栽培するために使っていなかった畑半分に畝を作りました。

 貸し農園で始める野菜作り(4) by orangeoor18
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まずは植える野菜を検討。同じ野菜でも様々な品種があるので悩みますが、実はこの時が一番楽しいのです。植えられるスペースは限られていますが、欲張りな性格なので出来るだけ多くの種類を育てたいという考えがありました。

夏野菜は一つの株から多くの実を長い期間で収穫する形がほとんど。リスクの低さ、目指したい収穫量を考えると種からよりも購入した苗から育てたいと思います。なおかつ、初心者にありがたいのが接ぎ木苗の存在。

接ぎ木苗とは、2つ以上の植物を人の手で接合して作る苗木のことです。本来育てたい植物に対して、別の強い植物をくっつけることで、特徴を残したまま生育のよい苗木を作り出すことができます。

接ぎ木苗とは?台木におすすめの植物や育て方は? - HORTI 〜ホルティ〜 by GreenSnap

種から育てる実生苗と比べて価格は2~3倍ほどしますが、病気に強くて実がつきやすいのが大きなメリットです。ただ農園の先輩いわく、下で支える台木の生命力が強く、ほったらかしにすると台木から脇芽が出て別の野菜が勝手に育ってるということもあるようですので、手入れは必要です。

悩んだ挙げ句・・・

きちんと収穫まで育てられることを考えると、比較的難易度が低い野菜を選びたいものです。また、多くの夏野菜は「つるもの」と言われているように、つるが伸びて、葉が生い茂るため、株同士の間隔を広めにとっておく必要があります。スペースが限られる我が家の農園で育てるには、苗の個数を予め細かく決めておくことにしました。

とは言っても食べたいと思う野菜が第一です。悩んだ末に以下の野菜苗を購入しました。

・なす×2
・ピーマン×2
・キュウリ×2
・トマト(中玉)×1
・ズッキーニ×1

ズッキーニ以外は接ぎ木苗にしました。2つの苗を購入した野菜はあえて異なる品種に。ただ、同じ畑で異なる品種を育てると、それぞれの品種の花粉が受粉し合い、実の付き方に影響が生じるという懸念もあるようです。

マルチング

苗を植える前に畝ごとにマルチシートを張っていきます。質感はビニール袋に似ていて、色は白、黒、シルバーなどがあります。シートを張ることで、雑草を抑制でき、土の温度を一定に保てるといった効果に期待。また、これからは梅雨の時期。雨によって泥になった土に含まれる雑菌から苗を守る役割もあります。

シート(夏場はデメリットもありますが多く流通していることから黒にしました)はホームセンターで購入。シートを張ってから苗を植えるため、穴を開ける必要があるのですが、こちらはミシン線が付けられており、開けたい穴を選べるタイプ。もともと全ての穴が開いているタイプもありますが、なるべく使わない穴は塞いでおいたほうがシートが機能すると思うので、この形は納得です。

シートを押さえて固定するための杭はホームセンターだけでなく100円ショップでも購入。最も安定感があると思ったのは、一番左の杭です。今回は既製品を購入して揃えたのですが、こういったものは家にあるもので代用が可能だったりしますので、機転を利かせてなるべく物を増やさず、お金をかけない形を目指したいと思います。

我が家のような家庭菜園の規模なら、1人でも張ることができますが、2人で行なったほうが効率が良いです。シート張り、杭で端を押さえる。杭と杭の間のシート部分には土を被せることで隙間をなくします。

シートを張って苗を植えた状態がこちら。もう少しシートをピシっと張って隙間がないほうが美しいですね。

ここから、各野菜の仕立て方を学んでいきます。

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