【書籍】 頭のいい段取りの技術_藤沢晃治

cha_chan

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自分は昔から要領のいい方ではなく、段取りが苦手です。

転職をきっかけにチームで働くようになりましたが、個々で別々に仕事をしていた前職時代では感じなかった、チームでの仕事の進め方に慣れず、スムーズに仕事を進めることが難しく感じています。どうすればチームでの仕事をうまく進められるのかを学びたいと考え本書を手にしました。

段取りの正体

仕事には周り人を「待たせる仕事」と「待たせない仕事」があります。段取りが悪い人は、これがごっちゃになっており、自分のやりたいようにやってしまうことが原因だそうです。また人に待たれているという自覚がないため、自分の仕事が終われば役割が果たせたと勘違いしていしている人も段取りが悪い人です。

周りの人は、最高のアウトプットをしたいのに、仕事を待たされて自分の仕事に十分な時間が取れず、アウトプットの品質が低くなり、チーム全体の満足度が下がってしまいます。このように周りをいら立たせている人が、段取りの悪い人と言われます。

「周囲の満足度の総和を最大化」するために、待たせる仕事を最短で仕上げ、その次に「待たせない仕事」に取りかかることが、段取りの上手い人になる秘訣です。相手の待ち時間を最短にして満足度を最大化する「サービス精神」が段取りの秘訣です。

ゴールから逆算する

段取りは、ゴールのイメージを強く持つことが重要だそうです。ちょうど詰め将棋のように、与えられた局面で与えられた手数内で逆算して相手の王将を詰むイメージを持つのと似ています。

仮に逆算せずに、チームが仕事をスタートしたら、ゴールに到着する日はみんなバラバラになってしまい、期限が間に合わない人も出てきてしまいます。段取りは、ゴールを確実にするための次の一手を逆算しながら進めることで、やらなければいけないことが自ずと明らかになってきます。

ハングリー精神を持つ

段取り上手と聞くと要領のいい人というイメージを持ちますが、著者は「段取りが上手な人は、そこへ到達してやろうという意欲の強い人」と言っています。

ハングリー精神のない人は、それほど空腹でないので到達するのに時間がかかってもイライラしませんが、ハングリー精神のある人は空腹なので早く食べたくて仕方がないので必死に近道を探そうとするからです。

自分は段取りというのは、コツやテクニックで要領を良くし改善したいと考えていました。しかしそれよりも重要なのが、早くゴールへ到達したいという強い精神であると気づきました。

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