【復興支援ツアー2017】 命の大切さに気づく旅レポート byバイキンマン

baikinman

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ガソリンスタンドの看板をみると、津波の高さが分かります
ガソリンスタンドの看板をみると、津波の高さが分かります
追悼施設跡(現在は移転されたそうです)
追悼施設跡(現在は移転されたそうです)
千昌夫さんの歌う「いっぽんの松」の石碑
千昌夫さんの歌う「いっぽんの松」の石碑
松の根が転がっています
松の根が転がっています
松原について書かれた看板
松原について書かれた看板
鉄骨が物産館。緑の建物がトイレだったそうです
鉄骨が物産館。緑の建物がトイレだったそうです
 【震災・復興】旧・道の駅高田松原(タピック45)
takanavi.org  
アバッセ(abasse)たかた

アバッセ(abasse)たかた

〇アバッセ(abasse)たかた

陸前高田市の人が「一緒に行きましょう」という時に使う言葉「あばっせ」を名前にした施設。

ここにはスーパーやドラッグストア衣料量販店などが入っています。

Nさんはこの施設について、国道45号線と国道340号線から離れており、観光客や地元の人が集まるのだろうかと懸念されていました。

街を復興していく中で、地元の方の考えと、行政の街づくりにずれが生じているのかもしれないと感じました。

 アバッセにあばっせ~!
abassetakata.jp  

〇 気仙大工・左官 伝承館

陸前高田は平野が少なく土地が狭いため、農業で食べていくことが難しい町だったそうです。

多くの男の人が大工や左官屋の職人として1年中出稼ぎに行ったそうです。

そんな歴史を伝えているのが『気仙大工・左官 伝承館』です。

かやぶき屋根
かやぶき屋根
今は珍しい囲炉裏
今は珍しい囲炉裏
素晴らしい職人の技
素晴らしい職人の技
箱根山と仁田山の間の平野に津波が押し寄せ、広田半島は島になったそうです

箱根山と仁田山の間の平野に津波が押し寄せ、広田半島は島になったそうです

ここでは23名の被災者が、3か月生活をしたそうです。

箱根山のふもとに押し寄せた津波により被災した方がこちらに身を寄せました。

幸いなことだったのは、囲炉裏があり暖を取ることができたことだそうです。

 【観光施設】気仙大工左官伝承館・3.11希望の灯り【震災・復興】
takanavi.org  

〇 下宿定住促進住宅【震災遺構】

国道45号線を走っていると、突如目の前に現れる建物があります。

鉄筋5階建ての住宅の、5階の床上まで津波が押し寄せたそうです。

周りには何もありません
周りには何もありません
5階以外はベランダのパネルも破壊されています
5階以外はベランダのパネルも破壊されています
5階に津波の高さを示す看板があります
5階に津波の高さを示す看板があります

陸前高田には、震災遺構として下記の4つの建物が残されます。

・陸前高田市立気仙中学校
・道の駅高田松原 タピック45
・下宿定住促進住宅
・奇跡の一本松と陸前高田ユースホステル

いずれも亡くなった方のいない建物だったため、震災遺構として残すことができたそうです。

後世に伝えるためには残していくことが必要だと、陸前高田市観光物産協会のNさんはおっしゃっていました。

3日目のお昼は?

昼食はもともと決めていたお店がありましたが、ガイドさんに陸前高田一押しのお店『こんの直売センター』を紹介していただいたので、そちらに急遽変更しました。

お客様があふれかえる店内は、ラーメン各種と特大ホタテ2個のついた定食がありました。メカブとろろラーメンも気になりましたが、焼きホタテ定食を注文。

「肉厚で美味しぃ~♪」

陸前高田で食事をする際は、おすすめのお食事処です!

 こんの直売センター
takanavi.org  
メニュー1
メニュー1
メニュー2
メニュー2
焼きホタテ定食 1,000円~♪
焼きホタテ定食 1,000円~♪

お土産購入!

お土産に喜ばれること間違いなし!!

お土産に喜ばれること間違いなし!!

東北のお土産は、たがだ屋で購入!

我が家の一押しは『おつまみ板昆布』です。薄味の昆布は、たべ出したら止まりません。

 陸前高田のうまいもの - たがだ屋
rikutaka.jp  

帰りは一ノ関駅前の『斎藤松月堂』にて駅弁をゲット。

雲丹好きの夫のために、冬の時期外れにもかかわらず探した『うにごはん』。

1,200円でリーズナブル!そして美味しかったそうです。

 弁当 一関のしょう月堂 岩手県一関市 | 【斎藤松月堂】公式ホームページ
saito-shogetsudo.jp  

今回のツアーを通して

津波の誤った情報により、多くの方が犠牲になっています。

東日本大震災のお話を聞く中で、「なんでそんな適当な津波の情報を流したんだ」という憤りも生まれましたが、情報を流している行政も混乱している状況で、災害の正確な予想なんて誰もできないのだと感じました。

天気だって外れることがあるのだから、津波の予想だって外れることもあるぐらいに考え、一番最初にやることは情報収集をするのではなく、まずは逃げることなのだと思います。

情報を収集してからでは遅い。そして、その情報すら正しいとは限らない。

そうなったら、まずは全力で逃げることが大切なのだと思います。

子ども達は防災ガイドさんから、「率先避難者になってください。」と思いを託されました。

災害時は正常性バイアスがかかって最悪の状況を想定する事が難しい、そんな時に自分も含め率先避難者でありたいと思います。

沖に見えるのが釜石の湾口防波堤
沖に見えるのが釜石の湾口防波堤

この3日間は幸いにも天気に恵まれ、比較的暖かかったのですが、震災当時は雪がちらつくような寒い日だったそうです。

津波で亡くならなかったけれど、水に濡れたことによる低体温症で多くの方が命を落とされました。

『2月の東北旅行』ということで、かなりの寒さを想像し、出発前は冬に旅行することへの後悔もありました。

しかし、実際に寒さを体験することで、3月に被災することの大変さを、少しだけ肌で感じることができました。

ツアー費用

◎交通費 130,333円
[新幹線] 99,980円
1日目
・三島駅 ⇒ 盛岡駅 49,990円(大人2人、小学生2名)

3日目
・盛岡駅 ⇒ 三島駅 49,990円(大人2人、小学生2名)

※三島⇔盛岡往復のほうが往復割引が適応になりやすいと駅員さんに勧められ、盛岡往復に変更。

往復割引とは、往復でJR線を利用した際に、片道あたりの営業キロが601km以上の場合に、運賃を1割引にする制度です。割引になるのは運賃だけですので、新幹線の特急料金は割引になりません。

新幹線の往復割引の料金と期間|JR新幹線ネット

[レンタカー] 30,353円
 レンタカー 26,620円+ガソリン代3,733円=30,353円

※レンタカーは4WD仕様で、1日540円の保険付き

◎食費 20,460円
・1日目昼食(丼の店 おいかわ):4,050円
・2日目昼食(こんとき):2,300円
・2日目夕食(魚てい):6,000円
・3日目昼食(こんの直売センター):3,210円
・3日目夕食(斎藤松月堂):4,900円

◎宿泊費 58,648円
1日目 グリーンピア三陸みやこ(夕食・朝食込)
大人: 9,720円×2人=19,440円
子供: 6,804円×2人=13,608円
合計:33,048円
2日目 ホテルフォルクローロ三陸釜石(朝食込)
大人: 6,400円×2人=12,800円
子供: 6,400円×2人=12,800円
合計:25,600円

◎その他 12,400円
・語り部(田老) 4,000円
・鯨と海の科学館
大人300円×2名=600円
子供150円×2名=300円
※鯨と海の科学館はリニューアルして値下がりしたそうです。
・語り部(釜石) 3,000円
・語り部(陸前高田) 4,500円

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■合計
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交通費 130,333円
食費 20,460円
宿泊費 58,648円
その他 12,400円
-------------------------221,841円

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