もう葉っぱもけっこう落ちているのに、桜咲きました。早咲きのカワヅザクラです。
秋の日差しを浴びながら、ちょっと濃いめのピンクの花びらを風にゆらしています。なんかいい感じ。
100人の人に聞いたら99人くらいは「狂い咲き」って言うけど、実物はそんな狂った感じじゃないですよ。せいぜいほんのりお酒をのんだ程度の桜色。
最近では河津桜の本場の伊豆でも朝晩は長袖じゃなくっちゃ寒いくらいの秋本番なのですが、どうしてこの時期に桜の花が咲いたのでしょう。河津桜が満開を迎えるのはまだ春浅い2月末から3月あたり。その頃の気温と比べると、いくら冷え込んできたとはいえまだ最低気温は二桁だし、日中には20度以上。春先の気温よりもずっと温暖。なのに咲いちゃうってことは、人間やほかの動物たちとおんなじで、冬からだんだん春になって行く時にはちょっとした気温上昇でも「あ、春だ!」ってうれしくなって咲いちゃうし、ちょっと朝晩の気温が下がっても、日中に温かいとやっぱり「春、来た?」って感じちゃうってことでしょうか。
春の桜の開花には、気温をずっと足し算していって開花予想する、なんて法則があるらしいけど、秋の桜の場合はそもそもどの時点から足し算すればいいのかワカラン。
秋に咲く桜を狂い咲きと呼ぶ人たちには、夏の間にいっぱい虫に喰われると子孫を残そうと秋にも咲くんだという人もいます。たしかに家のカワヅサクラはこの夏たくさん虫に喰われたが、だから今、こうしてキレイな花を咲かせたんだなんで思いたくない。
だって咲いてくれたんだもんな!
この子たちも、きっと咲きたかったにちがいない。
そう信じることにした。だから、キレイだねって素直に花を愛でたいと思う。
秋の夜桜を楽しみに、おいしいお酒を探しにいかなきゃね♪
ちょっと厚手のコートも引っ張り出した方がいいかもな。
最終更新:
nezumisenpai
おおー!可愛く咲いてますね。年に2度も桜が咲くなんて得した感じです!
izunoshippo200000
実はその後、師走にもお正月にもちらほらと咲き続け、いまようやくカワヅザクラ本来の開花時期に向けての蕾が膨らみつつあるのです。真冬に咲き続ける桜に感動させられてしまう今日この頃なのです。