地元、静岡県三島市にある楽寿園は皇族の別邸として明治時代に造られ、現在は市が管理している公園です。その楽寿園の一画に動物を飼育している「どうぶつ広場」があります。
どうぶつ広場は一般の動物園と比べると種類、数ともに少ないものの、動物との距離が近く親しみが持てます。そんな楽寿園にいる愛らしい動物たちを数回に分けてご紹介していきます。4回目の今日は「ワラビー」です!
ワラビーについて
写真で見るとカンガルーと区別がつかないワラビー。それもそのはずで同じカンガルー科の生き物です。ワラビーとは総称であり、カンガルー科に属する動物で大型のものを「カンガルー」、小型のものを「ワラビー」と呼ぶそうです。このほかにカンガルーとワラビーの中間の大きさである「ワラルー」もいます。
楽寿園にはベネットワラビーの「ラッキー」が1頭います。ベネットワラビーはオーストラリア南東部やタスマニアに生息しています。ワラビーの中では比較的大型の種で、体長は約65~90cm、体重は10~20kgほどです。
首から肩にかけての赤っぽい毛が特徴で、別名アカクビワラビーとも呼ばれています。足が速く、そのスピードはカンガルー科のなかではトップクラスです。夜行性の生き物で日暮れから夜にかけて活動し、草や小低木の若葉、木の根などを食べています。
カンガルー科であるワラビーには、メスのお腹に子育て用の袋があります。妊娠期間は短く、30日間ほどです。メスは2cmほどの赤ちゃんを産むと5、6か月間、お腹の袋で育てます。
ちなみに動物園でのワラビーの誕生日は、お母さんの袋から最初に顔を出した日としているところが多いようですよ。
楽寿園のラッキーはつぶらな瞳がとても可愛らしいです。夜行性の動物だからといって、日中に行ってもお目にかかれないというわけではありません。これまで6、7回ほど会いに行きましたが、姿が見えなかったのは1回だけ。この時は恐らく飼育小屋の中に入っていたと思われますが、他の日は小屋の外でのんびりとくつろいでいました。
もし楽寿園を訪れた際には、ぜひラッキーにも会いに行ってみてください。愛くるしい顔つきと動きにきっと惹きつけられると思いますよ☆
<「楽寿園の動物たち♪ Vol.5 ~ケープハイラックス~」へ続く>
楽寿園
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紹介:sKenji
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