静岡県三島市にある楽寿園について、以前、今年4月下旬に訪れた時のことをご紹介しました。今日は先週、7月下旬に行ってきた「夏の楽寿園」をご紹介します☆
楽寿園を歩く
楽寿園の入口は2ヶ所あります。前回は「駅前口」から入りましたが、今回は「正門」からです♪
正門から入ると「さぎの森」があります。涼しげな林の中に造られた階段をのぼり、小浜池を目指します。濃い緑が眩しいです☆
入口から2、3分ほど歩くと小浜池が見えてきます。4月にはなかった池の水が見えます!
小浜池に出ると「おきな島」へ向かいました。
写真はおきな島から撮ったものです。4月に撮影したものと見比べると様子がかなり異なります。
左の写真が4月下旬です。水は全くなく、写真右上にフジの花が咲いています。
そして右側が7月下旬です。満水時のおよそ3分の2程度の水位ですが、池には水があります。フジの「花」が「種」に変わっており、季節の移ろいを感じます。
当然のことかもしれませんが、同じ場所でも水があるのとないのでは受ける印象がかなり異なるのを実感します。
楽寿園のシンボルとも言える楽寿館と小浜池です。
「小浜池」の水位は標高25.69m(池中央付近の池底部分)を0cmとしています。4月の時はマイナス水位でしたが、この日は97cmありました。
水がない光景も個人的には好きですが、満たされているとまた別の趣があります☆
池には渇水時にいなかったコイなどの魚が泳いでいました。職員の方が放ったのでしょうか。どこからやってきたのかが気になります(笑)。
ちなみに楽寿園の水位は「富士山東側の降雨量」と、「冬期、富士山上部に積もった雪の量」と大きな関係があるそうですよ。
4月とは様相が変わっていた小浜池。しかし、それ以上に大きな違いを感じたのが、池の南側に位置する「せりの瀬」、「中の瀬」、「はやの瀬」と呼ばれる浅瀬です。
透き通った水が流れる光景はさながら深山を流れる小川のようです。やはり「瀬」は渇水時より水が流れている方が格段にいいです♪
「みどりヶ池」や「あやめヶ池」などの池は4月の小浜池渇水時にも水があり、それほど大きな違いはありませんでしたが、今日ご紹介した「小浜池」と「瀬」は水がない時期とはかなり趣が違いますので、渇水時の楽寿園しかご覧になっていない方は今の季節もおすすめです。
ちなみに三島市では8月15~17日に「三島夏祭り」が開催されます。この期間、浴衣や甚平で楽寿園を訪れた方は入園が無料になるそうです!
お祭りと楽寿園の両方を楽しむのもいいですね♪楽寿園の正門は祭りのメイン会場である三嶋大社からも近く、歩いて10分もかからない距離にありますよ☆
楽寿園
参考WEBサイト
Text & Photo:sKenji
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