写真は1月のある朝の三島駅前です。
天気が良ければ、富士山が鮮やかに見えます。山頂付近はしっかり雪で覆われていますね。早ければ9月には冠雪するというからオドロキです!
そしてあそこに降る雨や雪が、地下水となって移動し、三島に湧き出てくるわけです。理屈では分かっていても、そのスケールの大きさはちょっと想像できません。
三島駅前のせせらぎ(2013.07.14)
三島駅南口前の広場。
駅を出るなり、さっそく水が流れています。噴水などもあり、とても涼しげ。ちょうど良い具合にベンチがあるので、休憩にも最適ではないでしょうか。
個人的には、この駅前がよく混んでいるイメージ。長居したくなる気持ちもわかります!
実はこれ、「駅に降りた時に三島のイメージが彷彿できること」をコンセプトとして整備されたものだそうで、平成16年には静岡県都市景観賞の「美しいまちなみ部門 静岡県建築士会賞(優秀賞)」を受賞しているそうです。
こだわりあるデザインなんですね~
楽寿園(2013.07.14)
「溶岩小洞穴」と書かれた看板。そして奇岩。
1万年以上前の富士山の大噴火によって流れてきた溶岩なのだそう!
三島がいくら富士山に近いと言っても、距離で言えば40km近く離れています。それでもここまで流れてくるんですねぇ……。
楽寿園内にある楽寿館。明治の時代は小松宮彰仁親王の別邸だったらしく、洒落たたたずまいが印象的です。見学も可能とのことだったので、職員の女性が案内してくれました。当時の高級なお屋敷の雰囲気が楽しめます!
そして楽寿館の前にあるのがこの小浜池です。これこそ、三島のせせらぎの水源。地図を見るとよくわかるのですが、ここから湧く水が、蓮沼川や源兵衛川といった市内を代表する川へと繋がっていきます。
ただ、ちょーっと暑さが続くと池の水量が下がる様子。今夏はやや水が少なめらしく、調子が良い時は右の写真のようになるそうです。
施設の人いわく、やはり大雨のあとなどがオススメだそうです。なるほど。
広場をさらに進んだところにある「万葉の森」。万葉集に歌われた植物、草花46種類、樹木65種類を集めた森だとか。
ここでもせせらぎが流れていました。写真だけ見ればまるで山道の途中ですね。海抜30m前後の街とは思えません。
三島の観光マップには、「5kmの散策ルートに対し、所要時間の目安が2時間」と書いてありましたが、僕はこの楽寿園だけで2時間過ごしてしまいました。いやー、涼しくていい場所ですね。こんな場所が近所にあったとは、まさに灯台下暗し。
そして、ここから南側には、蓮沼川や源兵衛川といった三島を代表するせせらぎが続きます。
三島駅前~楽寿園
駅前から楽寿園までは徒歩2分程度。楽寿園の入園料は300円。この楽寿園内にある小浜池から、いくつか川が伸びているのが分かります。
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