今日で1回戦の半分が終わりました。
まずは大会3日目の結果から
第1試合
奈良大付 000 000 000 | 0
敦賀気比 011 000 10X | 3
第2試合
仙台育英 120 002 160 |12
神村学園 000 000 000 | 0
第3試合
浦和学院 000 000 000 02 | 2
龍谷大平安 000 000 000 00 | 0
※延長11回
今日は昨日みたいにリアルタイムで観戦というわけにはいきません。
家に帰ってから録画したものをずっと見ていました。とは言ってもやっぱり全部は見れませんね。。。
まず奈良大付と敦賀気比の試合。
今日の平沼くんはだいたい135キロ前後でしたね。速いという印象はありませんでしたが変化球もそれなりに使い、うまく投げていたように思います。
1安打完封は見事ですね。
平沼くんのピッチングばかり目立ったように思えますが、攻撃面でも送りバントなどしっかりと確実に決めるなど、さすが敦賀気比といった感じでした。
次戦は優勝候補の仙台育英と対戦します。
延長11回、明暗分かれた采配
一昨年の優勝校、浦和学院と昨年の優勝校、龍谷大平安の試合は今大会初の延長戦になりました。
延長11回、浦和学院は先頭打者がフォアボールで出塁します。きっちりバントで送ってランナー2塁。次の打者が三振に倒れて2死2塁。ここで浦和学院の監督は2度にわたって2塁ランナーを絡めた攻撃を仕掛けます。この終盤でずいぶん積極的だなぁと思いましたが。。。2塁ランナーが走ったのを見て三塁手はベースにつきます。定位置ならもしかしたら取れたかもしれない打球は三遊間へ、サードの横を抜くタイムリーになりました。さらに後続がツーベースを打ち2点目が入ります。
変わって11回裏、龍谷大平安の攻撃も同じく先頭打者がフォアボールで出塁します。次の打者は初球を強振してサードゴロ。5-4-3のダブルプレーで一瞬にしてツーアウトランナーなしになってしまいます。
この強行策は浦和学院があげた2点目がとても大きかったということではないでしょうか。なぜなら1点差なら送りバント、1死2塁で4番打者を迎えることができたのですから。
もちろん2点差でも送るという作戦もあったかもしれません。
相手に相当なプレッシャーを与えた2点目だったんでしょう。
結局4番打者も初球を打ってしまい内野ゴロ。先頭打者が出塁したものの、その後わずか2球でゲームセットとなりました。
2塁ランナーを走らせるという強行策が吉と出た浦和学院。
フォアボールで出たランナーをきっちり送って得点に結びつけた浦和学院。
フォアボールで出たランナーを最悪の形で潰してしまった龍谷大平安。
注目されたチャンピオン同士の対決はきれいに明暗が分かれてしまいました。
明日はいよいよ大会No.1投手、高橋純平くんの登場!
第1試合
-------------------------------------英明(香川) - 大曲工(秋田)
-------------------------------------○みどころ
香川大会では尽誠学園、観音寺中央など強豪校を倒し、四国大会でも甲子園常連の高知高校を倒した四国大会の王者英明。ノーラン・ライアンのようなフォームの田中寛大投手はコントロールも抜群です。
一方、大曲工も岩手県1位の強豪花巻東を延長15回再試合の末、撃破。優勝候補の仙台育英と接戦を繰り広げた粘り強さにも注目です。
第2試合
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県岐阜商(岐阜) - 松商学園(長野)
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○みどころ
いよいよ大会No.1ピッチャーMAX152キロの高橋純平投手が登場します!ライバルが順当に1回戦を勝ち抜く中、どんなピッチングをするか注目ですね。
松商学園は春夏合わせて51回出場を誇る甲子園の常連校。足を使った機動力野球で少ないチャンスをものにしたいところです。
第3試合
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近江(滋賀) - 九産大九州(福岡)
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○みどころ
開会式で一際目立っていた水色のユニフォームの近江高校。滋賀県王者は近畿大会ではPL学園を破っています。
堅い守りは1試合あたりの平均失策数は0.29。これは大阪桐蔭の0.11に次ぐ全出場校中2位です。エース小川くんはMAX145キロのプロ注目選手。
九産大九州はレギュラー5人が1年生。犠打も多いのが特徴です。11試合中10試合を完投した左腕の岩田くん、スピードはそれほどありませんがサイドから投げるボールは打ちづらそうです。
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最終更新:
51mister
2点差ということと、表の攻撃か裏の攻撃かの差が出ましたね。延長での無死1塁、表の攻撃の浦和学院は、迷いもなくまず1点を取るための送りバント。裏の攻撃の龍谷大平安は、2点を追うために戦術の幅が狭くなります。
結果は強打併殺ですが、送りバントか強攻かは議論もわかれるところで、セオリーは存在しないと思います。全てはチームカラーと監督の方針がすべてでしょう。こういう場面も経験してきた上での選択だと思います。同じ監督でも、その年のメンバーによっては、戦術も変わると思います。
doraemon
なるほどなるほど!
ただ、11回裏の攻撃はフォアボールで出た貴重なランナー。『フォアボールの後の初球』とは言っても、ピッチャーはストライクを取るのに少し苦労しているように見えました。あの場面はもう少し大事にいってもよかったかなって思いました。監督に迷いがあったようにも。。。名将原田監督でも迷うんですかね。。。