静高の甲子園が終わりました。
ベスト4をかけた準々決勝、敦賀気比のサヨナラ勝ちで幕を閉じました。
準々決勝 第2試合
------------------------------------静岡 000 030 000 | 3
敦賀気比 210 000 001X | 4
------------------------------------
2完投のエース村木くんを2回で交替、替わった村松くんが力投!
激しい雨の中、試合は始まりました。
初回敦賀気比のエース平沼くんがライトスタンドへ2ランホームランを打ち先制。2回にもエラーから追加点をあげます。静高はエース村木くんを2回を投げきったところで早くも村松くんに交替。被安打5、失点3という内容でした。
5回静高の攻撃はヒット、四球、ヒットでノーアウト満塁のチャンスからスクイズ、相手のミスもあり3-3の同点に追いつきます。
5回を終えたところではげしい雨のため中断します。
静高はこの回に追いついたこともあって待っているときのベンチの雰囲気もいいように見えました。これが0-3で待っている状態だったら気が気でないでしょうね。
27分後、試合は再開しました。
雨で27分の中断。最初にチャンスが訪れたのは静高!
7回表、静高の攻撃。先頭打者が2塁打、バントで送って1アウト3塁になり、バッターはピッチャーの村松くん。初球見逃しストライクの後の2球目にスクイズを仕掛けました。
やや外角外れたようなボールを空振り、3塁ランナーは挟まれてアウトになりました。
バントするにはそんなに難しいボールではなかったので、最低でも当ててほしかったところです。
8回には静高、敦賀気比両方にチャンスが訪れます。両者の攻撃は対照的でした。
ノーアウトで出たランナーを送らなかった静高とノーアウトで出たランナーを送った敦賀気比。
静高はノーアウト1塁、続くバッターは8打席連続出塁中の1番鈴木将平くん。何かやってくれそうな予感、期待はありましたが、ダブルプレーでランナーをなくしてしまいます。
一方の敦賀気比は先頭打者がヒットで出塁、続くバッターは今日ホームランを打っている4番の平沼くん。初球をきっちりバントでランナーを2塁に送りました。
セカンド大石くんの超ファインプレーもあって静高はピンチを切り抜けます。
結局どちらも点は入りませんでした。
静高の攻撃ですが、私の感想としては送ってほしかったという気持ちは正直あります。しかしながら絶対送ってほしかったというわけではありません。
なぜなら鈴木将平くんが試合を決めてくれるだけの力があると信じていましたから。
自分たちの野球を貫いた結果
ただ、もしという話をさせてもらえるなら、強力打線誇る静高の2番大石くんはここまで甲子園で11打数3安打、3番内山くんは11打数1安打でした。大石くんはともかくとして3番の内山くんがもう少し当たっていたら鈴木将平くんにバントという作戦もあったかもしれません。
初回、2回とエラーから失点を許してしまったこと。
7回に1アウト3塁からスクイズを失敗してしまったこと。
そして8回にノーアウトで出たランナーを強行策でチャンスを潰してしまったこと。
振り返れば悔やむ場面もあるかもしれません。
ただ5回の攻撃、8回の大石くんの守備、替わった村松くんの力投、さすが静高というところを見せてくれました!
すべては自分たちがやってきた野球を貫いた結果ではないでしょうか。
ナイスゲームだったと思います。
今日は勝った敦賀気比が強かったということでしょう。
ただ、これで終わりではありません。
もう次が始まっています。
『泣くな岳南健児!君たちにはまだ夏がある!』
その他の試合
第1試合
------------------------------------常総学院 100 200 000 | 3
大阪桐蔭 001 010 21X | 4
------------------------------------大阪桐蔭の強さを感じました。
第3試合
------------------------------------県岐阜商 000 000 000 | 0
浦和学院 000 000 32X | 5
------------------------------------大会No.1投手、高橋純平くんもここで力尽きました。
連日の150キロは圧巻でしたね。
第4試合
------------------------------------東海大四 000 010 000 | 1
健大高崎 000 000 000 | 0
------------------------------------健大高崎は走塁ミスが目立ちました。
準決勝は1日空いて3/31
準決勝です。
第1試合
-------------------------------------大阪桐蔭(大阪) - 敦賀気比(福井)
-------------------------------------○みどころ
因縁の対決です。昨年夏の準決勝で大阪桐蔭に完膚なきまで打ち込まれた平沼くん。借りを返すためにここまで勝ち上がってきました。強豪仙台育英、静岡を破り勢いがあります。対する大阪桐蔭は夏の王者として敦賀気比を迎え撃ちます。
第2試合
-------------------------------------------
浦和学院(埼玉) - 東海大四(北海道)
-------------------------------------------
○みどころ
浦和学院のエース江口くんは3試合をすべて完投。29イニング投げて失点はわずかに1。神宮大会でも両者は対決して10-0で浦和学院が東海大四を破っています。
■高校野球
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_______________________________________○『かっとばせ!野球部!』 ~We Love 野球!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
最終更新:
51mister
1回裏、2回裏の敦賀気比、5回表の静岡も送りバント、セフティバントが得点に繋がっています。そして5回裏はツーアウトから敦賀気比のセンターのエラー。静岡が同点に追いついたときは、テレビでもはっきり雨が映っていました。センターは、相当打球が見にくかったように感じました。守備側に「雨の影響」が大きかった試合だと思います。さすがの甲子園でも状態は悪く、内野には雨で緩んだ土の上に乾いた土を被せたいた。内野手は踏ん張りがきかず、足を取られます。バントは雨の影響でボールが死ぬ。今日の内野手は、バント処理がとても難しかったように思います。最終回まで3-3は、互いにバントを絡めた得点。8回表先頭打者が四球で出塁し、次の初球も大きく外れたボール。強行策で行くにしても、2球目は見逃しても良かったかも。雨の中投げ続け、長い中断も入り、投手が苦しんでいる時だけに、「揺さぶり」も含めて、もう1球見逃しても、ボールカウント1-1で打者有利。静岡は9回裏、2つの四球を出し、サヨナラ負けに繋がりました。すべては結果論ですが...
doraemon
ここまで雨が降っているといろいろ影響が出ますよね。特に守備側は気の毒でした。とは言っても、どちらも条件は同じ。30分近い中断も選手たちは影響があったかもしれませんね。8回の攻撃は強行策をとりましたが、打ち勝ってきたチーム、小細工して失敗すればそれはそれで悔いが残ります。自分たちの野球を貫くことができたのはよかったのではないでしょうか。
doraemon
あれだけ雨が降るとやっぱり影響はありますよね。特に守備側はかなり影響をうけていたようで気の毒でした。30分近い中断も影響を受けた選手はいたかもしれません。とはいえ、どちらも同じ条件なので言い訳はできません。
8回の攻撃は、強行策が失敗しましたが、打ち勝ってきたチーム。小細工をして失敗して悔いを残すよりも、失敗したとはいえ自分たちの野球を貫くことができたことは選手たちは納得しているのではないでしょうか。