開会式直後の試合。
力の差がないように思えた両者の対決はちょっとしたところから試合は大きく動くことになる。
八戸学院光星 000 020 070 | 9
九州学院 100 000 010 | 2
この試合は九州学院が初回、四球→送りバント→タイムリーという最高の形で1点を先制するも4回に犠牲フライとワイルドピッチで光星に逆転を許してしまう。
そのまま、両者点が入らず終盤を迎える。
ターニングポイントは8回、九州学院の守りにあったように思う。
九州学院は1-2で1点負けている展開。
リードしている八戸学院光星の攻撃。1死1,3塁から6番バッターがやや左中間ぎみのレフトへライナー性の打球を打つ。レフトは前に突っ込みダイビングを試みるが後ろにそらしてしまい、3塁打にしてしまう。1塁ランナーまでも生還させてしまった。
解説者の元慶応大学監督の鬼嶋さんは、『選手は1点の重みを知っている。一か八か、ここは仕方がないでしょうね』と言っていたが、自分はそう思わなかった。
8回というイニング。ここは確実に前に落とし、3点差となる4点目は防ぐべきだったように思う。少しでも捕れる可能性があれば勝負もあるだろうが、一か八か勝負するには危険すぎる打球だったように思う。
その後も守備の乱れからランナーが貯まりあっという間に点を取られてしまう。この回、7点のビッグイニングにしてしまう。
スコアほど力の差はあるように感じなかったが、野球、特に高校野球はこんなちょっとしたことから大きな差が生まれてしまうことも多い。
2011年夏、2012年春,夏と3季連続準優勝の八戸学院光星が底力を見せ、開会式直後の試合をものにした。
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