青森県の十和田湖にて、子の口(ねのくち)ー休屋(やすみや)ルートの遊覧船が再開されました!
以前、ぽたるページでお伝えした十和田湖。同湖では昨年まで2つのルートで遊覧船が運航されていたものの、2社ある運航会社のうち1社が破産し、休屋ー子の口(ねのくち)ルートの運航が休止されていました。
しかし、今月16日から同ルートの遊覧船が再開されたようです。以下、再開を報じた河北新報の記事です。
今春から休止していた十和田湖の子ノ口-休屋間の遊覧船の運航が16日、再開される。十和田湖遊覧船企業組合(十和田市)が2隻体制で1日6往復、計12便を定期運航する。
同企業組合は、経営破綻した十和田湖観光汽船(青森市)の元幹部従業員らが5月に設立した。観光汽船の遊覧船4隻を取得し、東北運輸局から12日付で事業の許可を受けた。老朽化した1隻は廃船にし、将来は3隻体制を目指す。
十和田湖の遊覧船は十和田観光電鉄(十和田市)が今春から、休屋発着の周遊コース限定で定期運航している。今回の事業開始により、奥入瀬渓流に近い子ノ口と十和田湖観光の中心の休屋を結ぶ航路が復活する。
運航の始発は休屋午前8時半、子ノ口午前9時45分。料金は大人が片道1400円、小学生まで700円。11月16日以降は冬季休業となる。
企業組合の担当者は「秋の観光シーズンに向けて、まずは子ノ口-休屋間の運航再開を周知したい。本格稼働は来シーズンからになる」と話す。
十和田・奥入瀬観光と遊覧船
休屋地区は十和田湖の南にあり、宿泊施設が集まった十和田・奥入瀬観光の基点となる地区です。子の口地区は渓流の美しさで有名な奥入瀬渓流の源流部にあたり、同渓流を散策する起点のひとつです。
遊覧船が休止されて以降、両地区を移動するにはマイカーやバスなど陸上の移動手段しかありませんでした。しかし、再開されることにより、休屋地区から遊覧船で十和田湖遊覧を楽しみながら、奥入瀬渓流へ行くことができます。
観光客や地元の観光業にとって嬉しい知らせです。特に電車とバスを利用して十和田湖へ行き、奥入瀬渓流の観光をされる方にもたらすメリットは大きいと思います。
今年5月下旬、奥入瀬渓流と十和田湖を訪れてきました。湖の透明度の高さにおいて本州では3本の指に入ると言われれる十和田湖。水質の良さに加え、変化に富んだ湖岸は風光明媚という言葉がぴったりな湖です。そして、奥入瀬渓流。豊かな森と日本有数の渓流美は訪れる人を魅了します。
残暑厳しい季節に清涼感あふれる十和田・奥入瀬エリアの観光もおすすですが、これから訪れる秋の紅葉も素晴らしいものがあると聞きます。
十和田湖遊覧と奥入瀬渓流の散策を効率よく楽しむことができる「子の口ー休屋ルートの遊覧船再開」。東北からの嬉しいニュースです♪
休屋地区・遊覧船発着場
十和田湖と奥入瀬渓流の風景
参考WEBサイト
Text & Photo:sKenji
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