書くためのアプローチ方法
文章を書き続けていると、時にネタ切れを起こすものです。僕自身、ネタ切れはしょっちゅうで、今も若干そんな状態です。
ネタ切れを起こした際、書くためのアプローチ方法がいくつかあると聞いたことがあります。それは……、
------------------------------------------------------------ 1.思い出したことを書く(自分の経験)
2.思っていることを書く(自分の意見)
3.調べたことを書く (調査と結果)
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だそうです。
なるほど。確かにアイデアのヒントはこの3つのどこかにありそうですね。僕自身、予めお題が決められた話題であれば、なんとかなりそうな気がしています。
「書きたいこと」はネタ切れ、アイデアも浮かばないとき
ところが、厄介なのは、お題そのものを自分で決めなければならない場合。「書きたいこと」を自分で探す状態になったときが面倒です。自分が書くペースにもよりますが、日々何かしら書いている僕であれば、次第に「書きたいこと」は書きつくし、何をすれば良いか分からない状態になることがあります。今がそうだったりするのですが。
僕の場合、こうなると「書きたいこと」は書けず、「書けそうなこと」を書こうとしてしまいます。しかし、「書けそうなこと」に飛びついて書いたところで、その文章は途中で書けなくなるか、書けたとしてもつまらない。これは悩ましい問題です。
そのため、アイデアを出していかなくてはいけないのですが、アイデアが湧く瞬間と言えば、どこかへ出かけているときか、誰かと会話しているときに唐突に思いつくくらいのもの。そうした瞬間は、あわててi phoneのメモ帳にメモをします。しかし、これは単なるラッキー。狙って出来ることではありません。
ですので、だいたいはロクなアイデアも浮かばず、ぼーっと考え込んでしまうことの方が多いです。僕はこうしてアイデアを求めて考え込む時間を「神待ち」と呼んでいますが、神様も暇ではありませんね。なかなか現れてくれません。やはり、これではいけないようです。
ネタ切れのとき、どうする?
ライターにとって「ネタ切れ」はよくある話。だからこそ「アイデア探し」は共通のテーマらしく、色々な人がそれぞれの対処法で向き合っているようです。いくつか調べてみたので例を挙げてみます。
------------------------------------------------------------●気分転換に
1.何かクリエイティビティを発揮したい物を置く
何か気分転換になるようなものを机に置くことで、ふとアイデアが湧くこともある
そうです。オシャレなクリエイターの机には、よくフィギュアやおもちゃが置いて
あるイメージがあります。時には手に取って触ったり眺めたりするのでしょう。
あれは単なる飾り物のようで、実はアイデア出しに役立っているのかもしれません
ね。
「手遊び」には、触覚から脳を刺激する効果があるそうです。傍から見れば、手癖
が悪い、集中力に欠けている、なんてイメージもありそうですが、侮れません。
2.散歩をする
何かに取り組んでいると、よく「気分転換に外の空気を吸ってこい」なんて言って
くれる人がいます。外に出ると気分が晴れるもので、やっぱり人間も動物だなぁ
と思うものです。
特にライターの場合、紙やパソコンのモニターに向かっている時間が大半。どう
しても根を詰めて考え込むことも多く、時には吐きそうになることもあります。
たしかに、そんな時にちょっと気分転換がてら、散歩に出られたらイイかも知れ
ませんね!
ただ僕の場合、散歩中は無心になってしまうせいか、アイデアが湧いたりする
ことはありません。純粋に気分転換としての効果はありそうですが、アイデアが
湧くかどうかはその人次第な気もします。
3.たばこを吸う
喫煙室でリラックスすることで、頭が柔らかくなるそうです。また、喫煙室での
語らいから、何かしらの発見や気付きを得ることもあるのだとか。いわゆる
“タバコミュニケーション”ってヤツですね。喫煙中はリラックスできるせいか、
コミュニケーションも活発になるようです。実際「仕事の多くは喫煙室で学んだ」
なんて言う人もいるくらいですから、効果はあると思います。
僕はたばこが苦手なので、正直、こればっかりはちょっとキツイです。ただ、吸え
たら吸えたで良いこともあるんだろうな、とも思います。
4.酒を飲む
いつだったか「電子部品大手の京セラは、仕事や将来について気楽に語り合える
よう、社内にコンパ専用ルームまで設けている」なんてニュースが報じられたこと
がありました。外に飲みに行くと、上下関係や暗黙のルールで他人行儀になって
しまうそうですが、社内だと気楽に語り合えることもあるそうです。ライターの
話ではないものの、「へぇー」と感心してしまいました。
良い意味で緊張感の解けた場だからこそ、思わぬアイデアが湧くこともあるのかも
知れませんね!なるほど~。
●自分でできること
5.ただじっと待つ
いいアイデアが浮かばず、退屈してきて、頭の中で違うことを考え始めてしまう
とき、そんなときは、いっそ飽きるまでそのままじっとしていよう。という考え方
です。素晴らしいアイデアがひらめかないからと言って、自分にプレッシャーを
かけてはいけないのだそう。
確かに、プレッシャーがかかるほど焦ってしまい、かえって何もできなくなるのは
僕の悪い癖です。かと言って時間コストを考えると、開き直ってじっとする勇気も
ないなぁ。
6.マインドマップを書く
マインドマップはトニー・ブザン(Tony Buzan)が提唱した思考・発想法の一つ。頭の中で起こっていることを目に見えるようにした思考ツールのこと。
アイデアを出したい事柄を真ん中に書き、そこから線を伸ばす要領で連想される
ものを繋いでいきます。こうすることで思考が整理されていき、自分の考えが一覧
できるようになるのだそう。
僕自身、これは自分の考えを振り返る際によくやっています。ただ、あくまで
「自分の考えを振り返るため」であり、「アイデアを出すため」というアプローチ
でやったことはありません。でも、試す価値はありそうですね!
7.つまらなくても良いからひねり出す
「つまらなくても良い」という前提で、とにかくアイデアを絞り出す方法です。
数打ちゃ当たるという理屈でしょうか。一見雑に見えますが、理に適っていると
思います。僕自身、自分で勝手にハードルを上げている部分もあり、どんなアイ
デアにも自信が持てないことが多々あります。
「つまらなくても良い」と自分を許すことで、気楽に取り組めたら良いかも知れ
ません。体育会系の根性論にも思えましたが、気楽な気持ちが許されています。
つまらないアイデアでもたくさん出していけば、思わぬ掘り出し物があるかも知れ
ませんね。
●ちょっとしたテクニック
8.会話する(ブレストする)
いわゆるブレインストーミングですね。
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