時間とたたかうこと【素人ライターの備忘録】

ockn1006

公開:

1 なるほど
1,810 VIEW
0 コメント

僕は右も左もわからずにライターを始めました。

右も左もわからないので、最初はできあがった文章の質もムラだらけ。ひとつの話題を書き上げるまでにかかる時間もばらばら。といった状態です。

特に自分の力量がわからない点には苦労しました。自分がどの程度の質で書けるか、自分がそれをいつまでに書き上げられるかが、まったく分からないのです。生意気に言えば、「そんなの書いてみないとわからないよ!」といった状態。

文章って、闇雲に時間を掛けても仕方がないと思いつつ、かといって、時間を意識し過ぎるあまり不完全燃焼のまま終わらせるのも、なんだか違う……と思っていました。

「一定の質、ボリュームで時間内に書く」

しかし通常、ライターという仕事は、特定の期日までに自分の書いた記事を納品して初めて成立します。そういう意味で「一定の質、ボリュームで時間内に書く」ことが求められると思います。確実に身につけておきたいスキルです。

また、ライターが文章を作成しない限り、他の作業工程が動きません。仕組みの上では共同作業の一端を担っているわけで、その責任は大きいものだと感じています。これもなかなかのプレッシャーです。

つまり、上で述べた「そんなの書いてみないとわからないよ!」みたいな理屈は通用しないのです……。これがなかなか難しいのですけど。

ではでは、他のライターさんはみんなどうしているのでしょうか。気になります。色々と検索して調べてみたところ、それぞれ考え方が違っていて興味深かったので、軽くまとめてみました。

ライターさんそれぞれの、時間に対する考えかた

最初に整理しておくと、色々な意見こそありましたが、共通していたのは

「時間は守らなきゃね」

ということ。まぁ、当然ですね。ライターの文章が納品されないことには、他の仕事が始まらないのですから。

----------------------------------------------

 ◆守って当然!守れない方が不思議!

    ⇒こう言えるくらい、僕もスキルを磨かなければ……!


 ◆守るべきだとは思うが、納品は必ずギリギリに行う。大事なのは自分のペースを
  保つこと。そうしないと、無茶な発注を受けることもあるし、立場を尊重され
  ないこともある。ライターは立場の弱い末端の仕事。だからこそ、舐められては
  いけない。

    ⇒なんだか身の引き締まる意見です!毎回きちんと文章を書くのは当然に
     せよ、不当に負荷が多いと、いずれ無理が生じる気がします。


 ◆ライターは他の仕事と性質が違うので、時には期日を守れないこともある。
  ただし、その際に先方に対して誠意ある対応を行うことが重要。

    ⇒ライターとしての立場と、社会人としての立場を兼ねた意見だと思いま
     した。参考になります。


 ◆私はルーズな性格なので、「本来の締め切りの24時間前を締め切りに設定」
  する。そして毎回、自分で定める締め切りには間に合わないが、本来の締め切り
  には間に合う。

    ⇒なんだかややこしいですが、理屈はわかります!ある意味、自分をよく
     理解した手法だなぁと感心してしまいました!!


 ◆仕事が欲しくて未知のジャンルに手を出したとき、期日を守れないことがあった。
  「できないことは引き受けない」ことも大事。

    ⇒「やる」と言ったことに責任を持つのは大事なことですが、できないこ
     とを「できない」と言うことも勇気ですね。。

----------------------------------------------
色んな意見があり、とても興味深いです……!!

こうして見ると、「時間を守ること」は当然としていながら、それ以外の部分に気を遣うべきところがたくさんありますね。

特に「できないことは引き受けない」という点はズンときました。僕はまだまだできないことだらけです。できることを取り組みつつ、できないことをできるようにしたい。と思いました。

“ケツがある”というプレッシャー

そう言えば、こんな経験はないでしょうか。

“8月31日までの夏休み。学校に行くことはありませんが、そのぶんたんまりと宿題が出ます。しかし、遊んでナンボの夏休みです。その宿題を何かと後回しにし、気が付けば夏休みも残り数日に。ようやく焦って取り組み始め、8月31日になんとか完了したのでした……。”

これを自分にあてはめて振り返ると、僕は宿題の大半は夏休なみ序盤に終わらせてしまう子供でした。しかし、自由研究など、比較的ヘビーなものはズルズルと後回し。やはり、夏休み終盤になって焦りだし、8月31日に終わらせるのです。

僕の場合、不思議なのは、毎年多少ルーズであっても、8月31日には必ず終わらせられていたこと。いや僕に限らず、多くの人にとって8月31日はそんな日だったのではないでしょうか。

そういう意味では、“ケツがある”というプレッシャーは、人を動かす力を持っていると思います。

それに「人間なんだかんだで締め切りに間に合わせる能力がある」ってことなのかも知れませんね。

頑張らないと。

……と、色々述べたものの、時間を意識して文章を書きあげることは、僕にとって大きな課題。次は「ライターの時間管理術」について調べてみたいと思います。

関連記事

 【素人ライターの備忘録】素人なのにライターになってしまった、自分のための教科書
potaru.com

目次ページに戻るねん。

最終更新:

コメント(0

あなたもコメントしてみませんか?

すでにアカウントをお持ちの方はログイン