僕ときのこの栽培生活

ockn1006

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一人暮らしって寂しいですよね!

僕は2年ほど前まで福岡県で暮らしていました。

福岡と言っても、博多みたいな都会でなく、近所にコンビニもないような田舎町。(そのくせ、一丁前に “市” を名乗っていました)

休日こそ、電車に乗って博多近辺に出かけたものの、平日は仕事と自宅を往復する日々でした。

それ自体は嫌では無かったのですが、仕事を終えて帰宅をしても「ただいま」を言う相手すらいないわけです。

今まで、人口の多い下町で育ってきた僕にとって、これはけっこう寂しいもので、ちょっとした試練でした。

がらーん
がらーん

それでも、当初は「これもサラリーマンの厳しさだ」と修行僧のごとく納得していたのです。

しかし、だんだん独り言が増え、近所のスーパーのパートのオバサンが可愛く見え始め、挙句の果てには、たまに電話をする男友達のことさえ好きになりそうでした。

「このままではヤバイ」

そう感じていた僕ですが、特に何もできないまま、毎日が過ぎていきました。

その出会いは突然に

しかしある時、僕は素敵なものを発見してしまったのです。

これです。

これです。

もうおわかりですね?

そう。

これ、きのこです。

これぞ、みなさんご存知「きのこ栽培キット」です。

仕事で熊本県の球磨郡に出かけていた僕。数件の営業まわりをこなすと、時刻はすっかりお昼過ぎ。

アポとアポの間で時間の空いた僕は、どこかで休憩しようと車を走らせていたのですが……、

道の駅
道の駅

呼ばれた気がしたんです。そう、【道の駅】に。

幻聴ですかね。ヤバいですね。

いよいよ末期だなと思いました。(何が?)

道の駅へ

ということで、僕は熊本県球磨郡の道の駅「錦」へ。

それにしても、道の駅は最高ですね。

安くて鮮度の良い野菜が「これでもか」と、並んでいますから。

野菜ばかり見ていましたが、別の棚に目をやると、

そう。

この道の駅に、「きのこ栽培キット」なるものが置いてあったのです。

―――――コレはイケる。

直感しました。

いくら寂しくても動物は飼えませんし、観葉植物も自信がない。

そんな僕にきのこはちょうど良いかも知れません。

調べてみると、楽天などのネット通販で買うキノコ栽培キットは、値段を見ると数千円もするではありませんか!それが、この道の駅では50円~100円で並んでいたのです。

もはや、破格の安さですね。(それともネット通販のが高すぎ?)

世知辛い世の中だけど、生きる悦びを味わいたい。平日は無機質な日々だけど、少しでも生命の息吹を感じていたい。

僕はきのこを買うことに。いいえ、飼うことにしたのです。

僕ときのこの栽培生活

さて、こうして僕ときのこの栽培生活が始まりました。

無事育ってくれるのでしょうか。

結婚の予感すらまったくない日々なのに、早くも「子を持つ親の気分」です。

しめじらしい
しめじらしい
エリンギらしい
エリンギらしい

左がしめじ、右がエリンギらしいです。

はっきり言って、どっちがどっちか全然わかりません。

マナとカナを見てる気分です。

育て方1.菌床が見える程度に菌をほじくり出す。

【初日】

さて、同封されていた説明書きどおりに進めたいと思います。

まずは、この【びっちり付いた菌をスプーンでほじくる】のだそうです。見た目は綿みたいで、この状態から段々きのこが育っていきそうにも見えるのですが、ほじくってしまって大丈夫なのでしょうか……??

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