7月16日。市内を流れる桜川は、いつもと違う雰囲気に包まれていました。
人がたくさん。賑やかと言えば賑やか。しかし、どこか静かでシンとした空気も感じます。そんな薄暗く、独特な雰囲気のなか、いくつもの灯篭がせせらぎの上を流れていきました。
この日は市の恒例行事「水まつり」の2日目。灯篭流しの様子を眺めました。
白滝公園周辺、順番待ち(2013.07.16)
県道51号線沿い。
何やらやたらと人で賑わっていました。三島に住んで1年近く。普段は静かな印象の市内も、年に数回こんな風に賑わいます。「この人たちはいつもどこにいるんだろう?」なんて思ってしまいます。やっぱり賑やかな方がいいですね!
いつもは自転車でスイスイ進めるこの道ですが、さすがに降りて歩きます。
商工会議所から伸びる列は、さらにぐる~~~~~~~っと迂回し、白滝公園の東側、水源近くへ。お行儀よく並べば、ここにたどり着くまで30分以上は掛かりそうです。「並びたい!」という子供と、「だーめ!」となだめるお母さんもいました。
ここでようやく、点火してもらえます。
点火した灯篭は、そのまま係の人に渡します。係の人は、次から次へとバケツリレーのような忙しい動きで灯篭を流していきました。
出発点こそそんな慌ただしい雰囲気ですが、ひとたび流れてしまえば、シンとしたせせらぎの上をゆっくり進んでいきます。
せせらぎを流れゆく灯篭(2013.07.16)
いつもは静かな桜川沿いも、この日は夜店が立ち並んで賑やかでした。何かとごちゃごちゃしていましたが、夏のお祭りはこのごちゃごちゃした雰囲気がカラフルでイイな~と思います。
その夜店の裏側を灯篭が流れていきます。
灯篭の流れを目で追う人たち。「あれ~、どれだっけ?」なんて声も聞こえてきました。
灯篭も、きちんと整列して流れたり、押しくらまんじゅうのように固まったり……、動きが読めないぶん、多様なカタチで魅せてくれます。
灯篭を目で追いながら、夜店で買った食べ物を食べたり、喋りながら歩いたり。
いつものせせらぎなのに、
「ちょっとしたことでさらに映えるんだなぁ~」
と、改めて感じた一日でした。
白滝公園
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