島々と年末年始(東日本編)

tanoshimasan

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 いよいよ年末年始、今年も残すところあとわずかです。この時期になると、地元でゆっくり羽を伸ばそうと考える人もいれば、どこか遠出をして越年なんて人もいますね。

 全国の島々でも、年末年始は帰省や観光客で活気が増します。中には島特有の行事が催される島もあり、ひと味違った越年が楽しめたりするのです。今回はそんな“島ならでは”のイベントや行事を紹介します。

東日本編

気仙沼大島(宮城) 初日の出遥拝クルーズ(1/1)

大島汽船により毎年行われている同イベント。太平洋を一望できる気仙沼では、水平線からのご来光がばっちり見えちゃいます。水平線からの太陽が楽しめるのは東日本の島ならでは!下船後にふるまわれる大島産かき汁も見逃せません。

 気仙沼大島
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利島(東京・伊豆諸島) ジックワ火(12/31~1/1)

利島では、大晦日の23時頃、阿豆佐和気命神社(アズサワケノミコト神社)の境内で薪(ジックワ火)を囲み正月を迎えると言う独特の風習があります。年が明けると同時に、太鼓が打ち鳴らされ、ヤブサメの矢取りの子供の「ジックワ!」という声を合図にジックワ火に火がつけられます。そして「ジックワ火の歌」という歌が囲んでいる人々によって歌われます。

 利島
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神津島(東京・伊豆諸島) 乗り初め(1/2)

島の漁船の大漁を祈願した行事。漁船からお菓子やみかん、おひねりなどが投げられます。ふだんは漁師らの活気ばかりが満ちた神津島の港ですが、この日ばかりは聴衆も大盛り上がり。島をあげたイベントなのです。船には大漁旗が掲げられ、これもなんだか良い感じ。その後は魚やお餅、お酒がふるまわれます。

 神津島
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八丈島(東京・伊豆諸島) 船祝い(1/2)

こちらも一年間の大漁を祈願して行われる、昔ながらの伝統行事です。島の船主が、親族らを招いて盛大に行われるのがならわし。なかには船乗り同士や親族同士といった身内のみならず、集落の人々を招いて盛大に行う漁師もおり、地域一体で盛り上がるようです。もちろん、宴会ですから新鮮な海の幸も振る舞われるようで・・・。

 八丈島
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小笠原諸島(東京・小笠原諸島) 海開き(1/1)

まさに「日本一早い海開き」と言われる小笠原の海開き。東京から南に1000kmの南国は元旦から泳げちゃいます。もちろん、これを小笠原ファンが見逃すはずありません。この時期は観光客も多く、ウミガメの放流や、太鼓の演奏など催しも充実しています。逆に、島民にとっては1年でも指折りの繁忙期。「家族でのんびりゆっくり過ごす」なんてのはもう少し後になります。(1月下旬に定期船がドッグ入り)父島、母島

佐久島(愛知) 年越し祭り(12/31~1/1)

八劒神社にて行われる年越しイベントです。おしるこがふるまわれたり、くじ引きが行われたりするとか。島では古くから親しまれてきた昔ながらのお祭りなのです。また1日には、初日の出を拝んだあと、若水を汲んで神仏に供え、そのお下がりの水で雑煮を作って新年を祝う「マコトミズ」、檀家の一年の健康と繁栄を祈る「大般若祈祷」が行われます。

 佐久島
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篠島(愛知) 正月祭礼(1/1~1/5)

別名・大名行列とも呼ばれる篠島独特のお祭り。八王子社に祀られている男性神「オジンジキサマ」が、神明神社に祀られている女性神の所へ「オワタリ」をして、神明神社で一夜を過ごし、また八王子社へと帰っていくまでの過程です。「オワタリ」の様子を見ることは禁じられており、最中は一切の外出も許されません。また、島全体で一時停電を行うなど、かなり厳かな雰囲気に。しめやかさとにぎやかさを併せ持つ祭りと言われています。また、この独特の祭りを見るため、観光客も多いようです。

 篠島
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◆◆◆

 いかがでしょうか。どれもその島独特の個性的なイベントですね。陸と繋がっていないためか、どれも独自の文化と歴史が詰まっているような印象です。年末年始、島で過ごしてみるのも面白いのではないでしょうか!

 日刊楽島コラム
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