美食家は素通りできない島
お隣の日間賀島と同じく、知多半島からおよそ20分の島・篠島です。別名・詩の島と呼ばれるほど、多くの詩人、歌人が篠島を訪れ、詠んできた歴史を持つ島であり、島の公園などにはいくつか歌碑も建てられています。ってことは、それなりに史跡や名所に恵まれているのかというと、まさにその通り。中でも黒松や女竹の美しさは有名で、「東海の松島」なんて言われるほどです。 島はそれほど広くはありません。ぜひ動き回って、その目で絶景を確認してみてほしいところです! 島の形は細長く、港はその中心。漁港は活気があふれ、愛知の海の幸がたくさん水揚げされます。ふぐ、はも、たい、しらす、たこ、イセエビ、島の外じゃ「ちょっと高級・・・?」と敬遠しがちな魚たちがなんとも身近に!何が嬉しいって通年どれかが”旬”なこと!グルメ志向な方なら、この島は絶対絶対見逃しちゃダメです。
船の本数も比較的多く、気軽に行って帰れる篠島。愛知を訪れた際はちょこっと島に行ってみるのもアリですよ!
篠島の見どころ
景色を楽しむ
篠島漁港、魚市場、加工団地 (場所)
ふぐがもっとも有名な篠島ですが、それ以外も見逃せません。何しろ船は船で、狙う魚によって装備も違うそうな。チェックしてみても面白一かも知れません。特に日本一の生産量を誇るのがしらす。小さなしらすですが、大き目のかごいっぱいに水揚げされる様子は圧巻の一言!この加工風景は篠島ならではのもの。他にも小女子やあさりなど、季節によって様子も変わります。
神明社 (場所)
伊勢神宮の古材が下賜されています。社のつくりは伊勢神宮と同じ。歌碑公園(松島の夕日) 当然ですが、海を見渡すとその先に障害物は何もありません。遠く向こうに見える夕日を、沈みきるまで眺められるのも島だからこそ。歌碑公園から眺める夕日は「日本の夕日百選」に選ばれています。古くから篠島について数々の和歌が詠まれており、そこに歌碑が建ったことから名前が付いた歌碑公園。先人たちも篠島の夕日に心打たれ、詠んでいたのでしょうね。
北山公園 (場所)
巨大迷路
篠島の住宅地は坂が多く、複雑に入り組んでいることから「巨大迷路」なんて例えられています。樹海や山奥ではないので、迷ったところで「とりあえずここは篠島の中・・・」という安心感はありますが(?)、それでも方向が分からなくなると気持ち悪いもの。道行く人に素直に聴いてみましょう。しかし、そんな入り組んだ住宅地も、遠目から見ればカラフルな建物が並んでいていい感じ。これはこれでありかも。
島と遊ぶ
篠島釣り天国 (場所)
そんな漁港の奥にあるのが篠島釣り天国。愛知県唯一の海上釣堀です。「○○唯一」なんて言われると、ぜひ遊んでみたくなるもんです。活気のある漁港の横で釣るのだから、素人でもそれなりの釣果を期待してしまいそう。海ですし、大物が釣れるかも(?)。※ 定員60名の予約制。中学生以上の男性3000円、女性・子供は2000円。
食を味わう
ふぐ料理
ふぐと言えば下関ですが、そんな下関にも、篠島のふぐを出荷していたりします。そう、篠島は篠島でふぐ料理のメッカ。昔からふぐの食べ方についてはお手の物だったそうな。刺身、サラダ、しゃぶしゃぶ、雑炊、唐揚げ、煮こごりまで。食べられる範囲は全て味わい尽くすのが篠島なんです。旅館や店によって多少違うものの、盛り付け方も非常ォーに華やか。一見一食の価値、あります。
????を楽しむ
島の男たち
パンフレットに載っているやや若めの衆。やんちゃなそうな兄ちゃんだなーと思って見てみると、
「篠島は、かっこいい男の人が多いんです。
漁師さんが大半を占めているので、日焼けしていて男らしい!
照れ屋が多いけど、笑った時の笑顔が最高!」
(公式ガイドより引用)
・・・とのこと。この文章書いた人は女性でしょうか(女性であってほしいが)。もし、気になるようなら、漁業付近で”出待ち”してみては・・・。筆者は男なんでイケメンは興味ないす・・・。
篠島の情報あれこれ
【名 称】篠島(しのじま)
【所在地】
(地図)
【面 積】0.93㎢
【周 囲】
6.7km
遊 び
ハイキング、釣り、海水浴、サイクリング、巨大迷路
食べる
しらす、ふぐ、たい、たこ、アオリイカ、イセエビ、赤しゃ海老、ワタリガニ、いわがき、はも、アナゴ、のり、わかめ、あしたば
郷土料理
しらす天、タイラ貝炙り、このわた、小女子の味噌煮
変わりモノ
フグ料理フルコース
お土産に
島のり、アナゴの干物、小女子、しらす干し、ちりめんじゃこ、篠島しらすつくだ煮と明太子のごはんじゅれ
マスコット
しらっぴー、しらっぴーな(あいちの離島うまいもんPR大作戦)
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