【U-23代表・選手名鑑】 山口螢・・・クレバーボランチ、中盤のバランサー

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いよいよ、ロンドンオリンピックの開催日が近づいてきましたね。夏季オリンピックとしては第30回目となる記念の大会です。各国の代表選手がどのような活躍を見せるのか、想像するだけでも楽しいですね!今大会で注目度の高い選手を紹介するこの企画。今回は日本男子サッカー五輪代表、関塚ジャパンの山口螢選手をクローズアップしたいと思います。

【山口 螢】やまぐち・ほたる

国籍:日本
生年月日:1990年10月6日(21歳)
出身地:三重県名張市
身長:175cm
体重:73kg
在籍チーム:セレッソ大阪
ポジション:MF
背番号:6
利き足:右足

レギュラーは扇原と山口のセレッソコンビ

U-23オリンピック代表ではボランチが一つの穴だと言われてきました。攻守に安定感のある扇原選手の相棒を誰にするのか?ボランチの候補として、高さのある山村選手、守備に強さを見せる村松選手など、多くの選手をテストしてきましたが満足のいく結果を残すことは出来ませんでした。一時はオーバーエイジ枠を使って、中村憲剛選手や遠藤保仁選手、細貝萌選手を選出する話もありましたが、所属クラブの都合やA代表の過密日程も考慮され、召集は見送られる形となりました。

最終的に関塚監督が選択したのは山口螢というプレーヤーです。攻守にバランスの取れたボランチとして知られていますが、所属チームのセレッソ大阪では扇原選手とボランチでコンビを組んで息の合ったプレーを見せています。扇原選手との相性を考えた場合、プレー時間の最も長い山口選手を選んだものと思われます。

安定感抜群のクレバーなボランチ

螢(ほたる)という可愛らしい名前とは裏腹に、金髪を立たせた短髪に髭をたくわえたワイルドなルックスの持ち主です。見た目通りの屈強なフィジカルの持ち主で、マンマークに強さを見せるボランチです。オリンピック代表では扇原選手が攻撃的な位置を取り、山口選手は最終ラインの一つ前でアンカーの役割を果たします。 90分間に渡りバイタルエリア全域をカバーできる豊富な運動量を持ち、危機察知能力に優れた読みの鋭いプレーヤーです。

前に出るインターセプトの強さを持ち、危険なパスコースを消し去ります。最終ラインとミッドフィルダーの間に立ち、サイドバックやセンターバックが攻撃参加に転じたとき、空いたスペースをカバーして守備のリスクマネジメントを担当します。攻守の切り替えが速いのも特徴で、相手にカウンターをしかけられても長距離を一気に激走してゴール前に戻り、体を張ったスライディングタックルで攻撃の芽を潰します。ファールの少ないクリーンな守備を得意とし、警告が少ないのも強みと言えます。

堅実なパス交換で中盤も安定

攻撃では確実かつ正確なパスで中盤の繋ぎ役となり、少ないボールタッチでシンプルにゲームを組み立てます。パスミスが非常に少なく、攻守に堅実なプレーを見せることから監督の信頼も厚いプレーヤーです。今後、ゲームの流れを変えるサイドチェンジや、ミドルシュートなどを覚えれば更に攻撃力に磨きがかかるでしょう。

U-23代表にはA代表の遠藤選手のようにボランチで攻撃のリズムを変えられる選手がいないのが欠点だと言われています。チームの舵取り役として今後の山口選手の成長に期待したいところです。

総括

ロンドンオリンピックでは全試合にスタメンフル出場が予想される山口選手。代えの利かないポジションなだけに累積警告や怪我などに注意して欲しいところです。山口選手の中盤での堅実な守備とパス交換が影でチームを支えています。日本にメダルを持ち帰り、一皮むけた彼の姿を見たいです!

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