いよいよ、ロンドンオリンピックの開催日が近づいてきましたね。夏季オリンピックとしては第30回目となる記念の大会です。各国の代表選手がどのような活躍を見せるのか、想像するだけでも楽しいですね!今大会で注目度の高い選手を紹介するこの企画。今回は日本女子サッカー五輪代表、阪口夢穂選手をクローズアップしたいと思います。
クラブチームでは攻撃の選手
ドイツワールドカップでは澤選手とダブルボランチを組み、中盤で守備的な役割をこなしていた阪口選手。大胆な攻撃参加は見られませんでしたが、クラブチームではトップ下やフォワードなど、攻撃的なポジションで出場しています。2006年、A代表に初選出された当時もフォワードとして出場。デビュー戦でいきなり2得点を上げます。その後、代表の試合ではハットトリックを記録するなど、高い得点能力を発揮しました。
代表ではボランチとして定着
クラブチームではフォワード、トップ下、サイドハーフを兼任し、どのポジションを務めても攻撃の柱になっていた阪口選手。その高いサッカーセンスを見い出されて、代表ではボランチにコンバートされます。攻撃では広い視野から多彩なパスを繰り出し、中盤の底からゲームを組み立てます。ミドルシュートも正確かつ強烈で、確実にゴールマウスを捉えます。セットプレーでの空中戦にも強く、ヘディングで多くのゴールを奪っています。
守備において、対人プレーでは体格を生かした強いフィジカルコンタクトから、タイトなマンマークでボールを奪います。危機察知能力が高く、的確なポジショニングで危険なスペースをカバー。体を張ったタックルとスライディングで攻撃の芽を摘み取ります。どんな状況でも冷静に対処できる高いメンタリティーを持ち、攻守に渡ってクレバーなプレーを見せます。
ロンドンではゴールキーパーも兼任
サッカーセンスの塊と言ってもいい阪口選手。クラブチームでは緊急時のゴールキーパーも務めており、PK戦にもつれ込んだ試合では3連続PKをストップする神がかり的なセーブで勝利に貢献するなど、オールラウンドな能力はとどまるところを知りません。登録選手が18人までと制限されているロンドンオリンピックでは、第3のゴールキーパーとして登録される予定です。
総括
ユーティティープレーヤーを超えた、マルチプレーヤーの阪口選手。ロンドンでもボランチの一角として澤選手の相棒となるでしょう。中盤の底を支える影の立役者と呼ばれていますが、優れた攻撃力を生かして得点に絡むプレーを期待したいです!
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