【U-23代表・選手名鑑】 吉田麻也・・・アジア最高のセンターバックとして戦う

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いよいよ、ロンドンオリンピックの開催日が近づいてきましたね。夏季オリンピックとしては第30回目となる記念の大会です。各国の代表選手がどのような活躍を見せるのか、想像するだけでも楽しいですね!今大会で注目度の高い選手を紹介するこの企画。今回は日本男子サッカー五輪代表、関塚ジャパンの吉田麻也選手をクローズアップしたいと思います。

【吉田麻也】 よしだ・まや

国籍:日本
生年月日:1988年8月24日(23歳)
出身地:長崎県長崎市
身長:189cm
体重:81kg
在籍チーム:VVVフェンロー
ポジション:DF
背番号:3
利き足:右足

オーバーエイジ枠としての選出

吉田麻也選手はオーバーエイジ枠(24歳以上)の選手として、関塚監督が召集した選手の一人です。2012年5月にフランスで開催されたトゥーロン国際大会に出場したU-23日本代表。この大会はロンドンオリンピックのシュミレーションとして重要な意味を位置づけられていました。しかし、1勝2敗と惨敗を喫してグループリーグ敗退という結果を招いてしまいました。

3試合で7失点という守備陣の崩壊が原因の一つです。特に一対一のディフェンスに問題があり、ペナルティエリア内で簡単にマークを外されてフリーでシュートを打たれたり、スピードのある選手にサイドからドリブルで仕掛けられた場合、振り切られて決定的なシーンを作られるケースが目立ちました。崩壊したディフェンスラインの立て直しを図るため、吉田選手の招集が決定されたと言われています。

マンマークとポジショニングに優れた安定した守備

吉田選手はワールドカップ2010年大会以降、ザッケローニ監督にその才能を見い出され、センターバックの一角としてA代表のレギュラーに定着しています。一対一のディフェンスに抜群の強さ持ち、強豪国のフォワードとマッチアップしても対等に渡り合うことができます。一流の間合いを持っており、スピードのある選手にドリブルで仕掛けられても、ボールと相手の間に素早く体を入れてブロック。振り切られそうになっても、巧みなスライディングタックルで的確にボールをカットします。

189cmという高さを生かした空中戦にも圧倒的な強さを持ち、ゴール前にロングボールを放り込まれても競り合いに負けることはありません。フォワードに体を寄せると強靭なフィジカルでボディバランスを崩し、相手より早くボールに触って跳ねかえします。ポジショニングにも優れており、攻撃エリアを察知してバイタルエリアの危険なスペースを消し去ります。前に出るインターセプトの強さにも定評があり、相手がトラップする瞬間に鋭い出足でパスコースに入ってボールを奪い取ります。

正確なフィードとヘディングを武器にした攻撃参加

守備の強さばかりが目立つ吉田選手ですが、攻撃でのチームへの貢献度も高いものがあります。U-18ユース日本代表ではボランチとして攻守の要となる存在であり、ビルドアップに優れた能力を持つ選手です。精度の高いロングフィードを得意としており、最後尾から前線のスペースに長い縦パスを入れてディフェンスラインを切り崩すなど、攻撃の起点となる役割を担っています。また、セットプレーでは高い打点のヘディングを武器にして相手ゴールを脅かします。A代表で記録した2ゴールはいずれもヘディングシュートによるものです。しかも、両ゴールともロスタイムに決めており、ここ一番での勝負強さを秘めた選手だと言えるでしょう。

総括

オランダのエールディヴィジ、VVVフェンロ―で4シーズン目を迎えている吉田選手。日本代表のセンターバックとしても豊富な国際経験を持ち、名実ともにアジアを代表するディフェンダーの一人となっています。ロンドンオリンピックでは経験の浅い若手の選手を最終ラインから鼓舞してチームを牽引して欲しいと思います!

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