【U-23代表・選手名鑑】 徳永悠平・・・ポリバレントな守備力でチームを救え!

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いよいよ、ロンドンオリンピックの開催日が近づいてきましたね。夏季オリンピックとしては第30回目となる記念の大会です。各国の代表選手がどのような活躍を見せるのか、想像するだけでも楽しいですね!今大会で注目度の高い選手を紹介するこの企画。今回は日本男子サッカー五輪代表、関塚ジャパンの徳永悠平選手をクローズアップしたいと思います。

【徳永悠平】 とくなが・ゆうへい

国籍:日本
生年月日:1983年9月25日(28歳)
出身地:長崎県南高来郡国見町
身長:180cm
体重:76kg
在籍チーム:FC東京
ポジション:DF、MF 背番号:2
利き足:右足

ポリバレントな能力

一人の選手が複数のポジションをこなせるような多様性を持つ場合、その選手にはポリバレントな能力があると言われます。オリンピックは多くの国際大会と違い、登録人数が18人までと制限されていることから、選手にはポリバレントな能力が求められています。

徳永選手は右サイドバックを本職としていますが、クラブチームでは左サイドバックを務めていた時期があり、左右のサイドバックを任せるられる選手です。スピードとマンマークに優れたディフェンダーで、180cm・76kgと体格にも恵まれており、強靭なフィジカルを生かした粘り強い守備でセンターバックとしても機能します。

ミッドフィルダーとしての経験も豊富で、サイドハーフとして出場した試合ではスピードとパワーを生かしたドリブル突破でサイドを切り崩し、ペナルティエリアに正確なクロスボールを送ります。ミドルシュートも得意としており、ドリブルで中央に切れ込むとアウトサイドキックでカーブをかけた強烈なグランダーシュートを放ちます。オーバーエイジ枠(24歳以上の選手)で召集されたのも、攻守に優れた能力を持ち、複数のポジションをこなせるユーティリティ性を評価されたものだと考えられます。

ロンドンではボランチでの出場も

現在、U-23オリンピック代表は守備的なミッドフィルダーが一つの穴だと言われています。攻撃力に優れた扇原選手をボランチの柱にしていますが、そのパートナーと目される山口螢選手や村松大輔選手が今一つフィットしていないのが現状です。徳永選手はクラブチームでボランチとして長くレギュラーを務めていた経験があり、このポジションを埋める存在となるのではないかと言われています。

今年5月にフランスで開催されたトゥーロン国際大会では、3試合で7失点を喫した守備陣の崩壊が大きく指摘されました。徳永選手はA代表でも7試合に出場しており、アテネオリンピックにも出場していることから国際経験が豊富です。彼をボランチに据えることで中盤にボールの落ち着く場所が生まれ、中盤の底から攻守に渡ってゲームをコントロールできるので、若い選手たちを統率できる存在と成り得るのではないでしょうか。

壮行試合となるニュージーランド戦で先発出場

オリンピックの壮行試合となる、キリンチャレンジカップ・ニュージーランド戦では左サイドバックとして先発出場。サイドから執拗に突破をしかけるオフェンスに対し、スピードとフィジカルを生かしたマークの強さで対抗。左サイドのスペースに鍵をかけ、ディフェンスラインが大きく崩されるシーンはありませんでした。

攻撃では抜群の運動量で何度もオーバーラップをしかけ、ドリブルでサイドを突破すると中央に切り返し、右足で強烈なミドルシュートを放ってゴールキーパーの腕を弾き飛ばしました。そのこぼれ球を杉本健勇選手がネットに押し込んで先制ゴール。この試合唯一のゴールをアシストするなど、攻守に活躍を見せました。合流して間もないにも関わらず、早くもチームにフィットする適応力の高さを見せています。

総括

ディフェンスの弱さが指摘される関塚ジャパン。その中で徳永選手の果たす役割は大きなものであると考えられます。個人的にはボランチとして先発出場し、扇原選手とコンビを組む徳永選手を見たいです。攻守に渡って若いチームを牽引する姿を期待しています!

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