いよいよ、ロンドンオリンピックの開催日が近づいてきましたね。夏季オリンピックとしては第30回目となる記念の大会です。各国の代表選手がどのような活躍を見せるのか、想像するだけでも楽しいですね!今大会で注目度の高い選手を紹介するこの企画。今回は日本男子サッカー五輪代表、関塚ジャパンの清武弘嗣選手をクローズアップしてみたいと思います。
【清武弘嗣】 きよたけ・ひろし
国籍 :日本
生年月日:1989年11月12日(22歳)
出身地:大分県大分市
身長:172cm
体重:66kg
在籍チーム:FCニュルンベルク
ポジション:MF / FW
背番号13
利き足:右足
オールラウンドな攻撃能力
若さに似合わない冷静なプレーが持ち味で、高い戦術眼と卓越したテクニックでゲームメークを展開します。ボディバランスがよく、中盤から前を向いてドリブルに入った場合、ディフェンスのプレッシャーを受けても簡単には倒れません。ワンツーなどコンビプレーを駆使しながらあっという間にバイタルエリアに侵入するスピードを誇ります。また、トップスピードでドリブルしながらも、視野をワイドに保ちながらパスを左右に散らします。運動量が豊富で攻守の切り替えが早いのも特徴。激しいチェイシングから中盤でボールをインターセプトすると、ドリブルで一気にゴール前に運びます。攻守に存在感を発揮できるプレーヤーと言えるでしょう。
バイタルエリアでは危険な存在
ペナルティエリア付近でボールを持つと非常に怖い存在です。高いキープ力でディフェンスラインを引きつけると、ノールックで相手の裏をつくスルーパスを通します。サイドから内側に切れ込むプレーも得意としており、細かいステップを踏みながら緩急を使った一瞬のスピードでディフェンスを抜き去るとペナルティエリアに侵入し、インフロントでカーブをかけた鮮やかなミドルシュートを放ちます。トラップが巧みでファーストタッチでマークを外すと、ゴールマウスの四隅に正確なシュートを流し込みます。
ゴールに直結するパス
オリンピック代表のレギュラーとして中盤の一角を支える清武選手ですが、その高い攻撃センスをザッケローニ監督に見い出され、A代表の選手としても既にチームに定着しています。2011年8月10日に札幌ドームで行われた韓国戦でA代表にデビューすると、いきなり2アシストを決めて日本の勝利に貢献。同年、9月2日のワールドカップ3次予選では後半ロスタイムに吉田麻也選手の決勝ゴールをアシストするなど、その存在感を強烈にアピールしました。これらのプレーに象徴されるように、清武選手は勝負どころで試合を決定づける精度の高いラストパスが最大の武器だと思います。
総括
ロンドンでは間違いなく攻撃の柱となる存在になるでしょう。トップ下、サイドハーフ、フォワードと、どのポジションを務めても高いレベルでプレーできる清武選手。ゲームメーカーとしてチームの中心となる活躍を期待します。
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