~ 昨日のお言葉 2012年5月8日 ~
「いまのままでは“オオカミ少年”状態」
すごいセリフです。
このお言葉は、5月6日の竜巻を受けて、防災システム研究所の山村武彦氏が語った竜巻注意報の精度の低さを表現した言葉。2012年5月8日の産経新聞≪竜巻 住民が語る恐怖の30秒 住宅直撃「ただ祈るしか」≫が伝えた。
竜巻は非常に規模が小さいため、現在の気象レーダーでは観測するのが難しい。観測ができにくいから予報を出すことも困難で、「平成23年に気象庁が出した竜巻注意情報の的中率は589回中、8回とわずか1%」(同)とのこと。
だから、「いまのままでは“オオカミ少年”状態」なんですね。
同じ日付の産経新聞≪竜巻、同時多発か 被害範囲15キロ幅500メートル 茨城・つくば≫では、
「黒い雲が広がった場合は避難してほしい」
との気象庁の呼びかけを紹介している。
藤田博士が亡くなられたことが惜しまれる。
最終更新: