【復興支援ツアー2018レポート】東北みやぎ復興マラソン2018に参加させていただきました! by akaheru

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パネルを利用して津波の被害状況を丁寧に説明していただきました。
パネルを利用して津波の被害状況を丁寧に説明していただきました。

閖上の記憶の代表の方は、震災のショックで喜怒哀楽を示さない子供達に対してこんな取り組みをしたとのことです。

1.がれきを使って楽器を作り、音を出した楽しんだ。

2.東日本大震災の日に見た光景を紙粘土で作った。

3.未来の閖上の姿を紙粘土で作った。

あの日の辛い記憶にあえて勇気をもって向き合い、心の中にため込んだものを吐き出すということが非常に重要といいます。

これは子供に限らず大人にとっても同じく大切なこと。

継続的な取り組みで多くの方が元気を取り戻していったといいます。

これからも多くの方が集い、元気を与える場であり続けてほしいと思います。

移動中に立ち寄った震災遺構。個人宅を持ち主様の意向で残しているとのことです。
移動中に立ち寄った震災遺構。個人宅を持ち主様の意向で残しているとのことです。

次に向かったのは「千年希望の丘」です。

 千年希望の丘
sennen-kibouno-oka.com  

千年希望の丘

「千年希望の丘」は、東日本大震災の津波により人が住めなくなった沿岸約10kmにわたって広がる6つの公園と園路の総称です。

丘と丘を園路(緑の堤防)でつなぎ、津波の力を減衰させる役割があるほか、いざという時の避難場所にもなります。

千年希望の丘がある岩沼市も震災で大きな被害が出てしまった地域で、市内の実に48%が浸水してしまったということで、この率は東日本大震災の被災地で最大とのことです。

そのため、この地は下記のような多重防御で人々を津波から守っていくと決めました。

・防潮堤
・千年希望の丘
・貞山運河
・かさ上げ道路

これまで、東北の沿岸部を回り、町を守る防潮堤やかさ上げの様子を見てきましたが、自分が見てきた中では「最も緑の多い防御策」であると感じました。

「千年先まで子どもたちが笑顔で幸せに暮らせるよう願いを込めて」と作られているこの公園。今後、いつまでもこの街に住む人たちの命を守っていってほしいです。

敷地内は広々としていて、歩くととても気持ちがいいです。
敷地内は広々としていて、歩くととても気持ちがいいです。
敷地内にはこの公園の成り立ちや役割が書かれたパネルがいくつも設置されています。
敷地内にはこの公園の成り立ちや役割が書かれたパネルがいくつも設置されています。
館内には震災、防災に関する様々な資料が展示されています。なお、「岩沼係長」はいたるところで訪問者をお出迎えしてくれます。
館内には震災、防災に関する様々な資料が展示されています。なお、「岩沼係長」はいたるところで訪問者をお出迎えしてくれます。
慰霊碑です。高さは8m。この地を襲った津波の高さを表しています。鐘を鳴らして祈りを捧げます。
慰霊碑です。高さは8m。この地を襲った津波の高さを表しています。鐘を鳴らして祈りを捧げます。
エリア内の丘の一つです。緑が美しい丘です。避難場所としてだけでなく、日ごろの生活の憩いの場所としても一役買っています。
エリア内の丘の一つです。緑が美しい丘です。避難場所としてだけでなく、日ごろの生活の憩いの場所としても一役買っています。
頂上のベンチです。頂上には、災害時にテントになる東屋や非常電源にもなるソーラー照明、かまどとして利用できるベンチなど、さまざまな機能が備わっています。ちょっとベンチの中を拝見させていただきましたが、大人2人で簡単にふたを持ち上げることができました。
頂上のベンチです。頂上には、災害時にテントになる東屋や非常電源にもなるソーラー照明、かまどとして利用できるベンチなど、さまざまな機能が備わっています。ちょっとベンチの中を拝見させていただきましたが、大人2人で簡単にふたを持ち上げることができました。

千年希望の丘を出発。東北みやぎ復興マラソンのコース沿いを南下していき、亘理町を目指していきます。

亘理町の荒浜中学校です。この日は平日だったので外から観察。校舎も2mの津波にのまれたため、今は1階部分は吹き抜けとなり、屋上の体育館がいざというときの避難場所となっています。
亘理町の荒浜中学校です。この日は平日だったので外から観察。校舎も2mの津波にのまれたため、今は1階部分は吹き抜けとなり、屋上の体育館がいざというときの避難場所となっています。

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