林業と農業と商業と鮎釣りの町・岩手県気仙郡住田町のゆる~いキャラ「すみっこ」。町の特産だった炭から生まれたお化けです。
と~っても恥ずかしがり屋なんですが、「風の又三郎」の舞台となった種山ヶ原がある住田町出身のキャラクターということでご登場願いました。実は写真はもう4カ月くらい前のものなんですが……
まあとにかく、なかなか姿を表さない「座敷童」みたいなお化けなんだけど、こどもたちには大人気♪
「ね、すみっこ、炊飯器に入ってよ」なんてお話してるのかな。すみっこは水に浸かったり、お米と一緒に炊飯器に入るのが好きなんだとか。炭だけに。
旧・気仙郡(気仙沼じゃなくて、岩手県南部の沿岸部地方です)の陸前高田、大船渡では、震災の後に誕生したキャラたち(たかたのゆめちゃんやおおふなトンたち)が、町の人たちを元気づけようと頑張ってきましたが、満を持して郡内最後に登場したのが住田町の「すみっこ」なのです。
実はまだ誕生から1年ちょっとのニューフェース。(だけどその割にFacebookで話している言葉はちょっといぶし銀な感じもするけど。普段はおとなしいのにネットではかなり…、ということで「ネット弁慶」というあだ名もあるそうです)
陸前高田市や大船渡市に面する山のふもとの町・住田町は、津波による被害はありませんでしたが、震災の後には仮設住宅を建設し、被災された沿岸部の方々を受け入れています。もともと同じ気仙郡ということで、親戚がいたり、お互いに勤務先だったりと地域同士のつながりが深い土地なのです。
林業の町なので仮設住宅はもちろん木造です。仮設と呼ぶのが気後れなくらい、随所に木の町のこだわりが感じられます。
最近では、仮設住宅を離れて、新たな生活をスタートさせる人も増えつつあるのだそうです。それでも4年近くの時間を過ごした仮設住宅や、そこで生まれた人付き合い、そして、そんなぬくもりの象徴でもあるお化け、すみっこには、まだまだ活躍してもらわなきゃね。
だって、こ~んなに子どもたちに愛されているんだからね♪
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