どんな島
兵庫県姫路市、播磨灘に浮かぶ島々、家島諸島。まるで本州が少し砕けて、その時にこぼれた欠片のような、そんな見た目でしょうか。北は本州、南は四国、東に淡路島、西に小豆島が脇を固めます。その小さな島々の中心的存在なのが家島です。 日本神話に登場し、日本の初代天皇としても有名な神武天皇が、船にて瀬戸内海を横断し東へと向かう際、暴風雨に見舞われたまらず避難した島が家島と伝えられています。その居心地の良さに「とても穏やかでまるで家みたいな島だ」と述べたことから、家島と名付けられたんだとか。神武天皇の言うとおり(?)、島の雰囲気もどこかのんびりしています。兵庫県の主要駅でもある姫路駅から近く、容易なアクセスでのんびり時間をすごせるのも大きな魅力。
島の周辺は地形の変化に富み、絶好の漁場として知られています。全体的にはのんびりした島ながら、訪れる観光客には釣り客も多く、集落周辺から港付近は活気があり、にぎやかさが凝縮されています。その証拠に(?)、港近くの民家はどこかぎっしり詰まっているよう・・・。もちろん集落を離れると、見どころ満載の自然がいっぱい。
見どころ
景色を楽しむ
家島十景
1762年(宝暦12年)に平野庸脩(ひらのようさい)という医者によって記された『播磨鑑』に掲載された家島諸島の10の名所です。10のうち7つが家島本島に関わるもので、実際に歩き廻ってみると、古くから愛された家島の風景を味わうことが出来ます。全部見ようと頑張っていると、いつの間にか島を一周してしまうでしょう・・・。
家島神社
天神をお祀りし、海上安全と戦勝を祈願し、建立された神社です。毎年7月24日、25日には家島天神まつりが行われます。鳥居の奥に海を臨む風景は島ならでは。つい写真を撮りたくなっちゃいます。
船だんじり
その家島天神まつりで一番の見どころがこれ。2隻の船が並んで組み合わさり、その上に欄間や幟など鮮やかな装飾を施した派手~なだんじりが進み行きます。1000年以上の歴史があり、2009年には「島の宝100景」に選ばれました。
城山公園
家島港のすぐ裏側、歩いて5分程度の登った先にあるのが城山公園です。島内では桜の名所としても知られる公園で、かつては付近に城郭が存在したことが名前の由来になっています。そのため、やや標高が高めの場所に位置しますが、その分景色は抜群。ここから見下ろす家島湾は情緒にあふれています。
どんがめっさん
亀の形をした岩で、真浦区民総合センターの隣にあります。伝説や言い伝えがたくさんある家島諸島ですが、このどんがめっさんもそのひとつ。主人の帰りを待ち続けた亀が石になったと伝えられています。百回この亀の頭をなでると願い事がかなうとか・・・。
島を遊ぶ
B&G海洋センター
海洋性レクリエーションなど自然体験活動を推進するB&G財団の施設です。5月~10月にかけては海にまつわるスポーツ、オフシーズンはバレーやバスケットボールなど体力増進のレクリエーションが行われています。もちろん観光客の利用も可能で、ヨットやウィンドサーフィン、カヌーにカヤックなど楽しむことが出来ます。※ 9:00~21:00 月曜定休、年末年始休館 B&G海洋センター(公式ブログhttp://blog.canpan.info/ieshimabg/)
島の実工房
家島で作られた特産品やお土産などを販売するお店。特に浜辺のガラス片で作ったシーグラスアートや小物はお土産に打ってつけ!貝殻や流木なども、もう一度命を吹き込まれます。
島のいろいろ
【名 称】家島(いえしま)
【所在地】
兵庫県姫路市(地図)
【面 積】5.45㎢
【周 囲】
15.4km
遊 び
家島十景めぐり、サイクリング、海上釣堀、釣り、海水浴、ヨット、ウィンドサーフィン、カヌー
食べる
のり、ちりめん、サヨリ
郷土料理
サヨリ料理(佃煮、みりん干し)、じゃこ鍋
変わりモノ
どんがめっさん
お土産に
海産干物(干えび、干ガレイ、干サヨリ)、ちりめん、タチウオのみりん干し
マスコット
―
う た
恋港家島、家島音頭、新家島音頭、どんがめっさん音頭
島内のルール
―
アクセス
JR姫路駅~(バス25分)~姫路港~(25~27分)~家島
高速いえしま株式会社(運航時刻表、公式HP)有限会社高福ライナー(運航時刻表)
姫路港へは姫路駅南口より【バス】
(島プロフ一覧)
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