諏訪之瀬島 - トカラ列島屈指の秘境中の秘境(鹿児島・トカラ列島)

shima

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この島をどう楽しむかは自分次第

 秘境・トカラ列島の中でも「秘境中の秘境」と呼べるものがあるとすれば、おそらく諏訪之瀬島ではないでしょうか。トカラ列島の中では唯一大爆発の経験があり、島の最高峰・御岳からは今なお噴煙が上がっています。周辺島や船の上から見ても、その姿は印象的です。1800年代には火山噴火の影響で一度無人島になりました。70年近く無人島状態が続き、ふたたび人が移り住んだのは1883年のこと。そのため、元をたどればみなが移住者であり、現在に至るまで、移住者の出入りをちらほらと見かけるようです。 この島に転機があったとすれば、1960年代。ヤマハリゾートの資本が入り、国内では先駆けてリゾートアイランド構想が進められました。ところが、この機会に島の活性化を期待した島民がいる一方で、手つかずの自然を好んだ島民もおり、どう転ぶかが注目されました。結果としては、リゾート化構想は破たん。どちらが良かったとは言えませんが、島は今もなお手つかずの自然が残っています。

 そんな諏訪之瀬島の人口は40人弱。現在、島内には3つの民宿とキャンプ場があるのみです。民宿に泊まれば1泊3食付ですが、商店などはなく、必要なものは島外にて購入しておかなければなりません。このことからもわかるように、特にこの島では「この島をどう楽しむかは自分次第」だと言えそうです。何もない島を訪れた元・移住者の島民と同様、何もない島をどう楽しむか、訪れる側もまた問われている気がします。 島は釣りが楽しめるほか、山には島の名物であるたけのこが自生しています。また、野性化したトカラヤギをあちこちで見かけます。陸路が通っておらず、船で島をまわりこんでようやく訪れることができる作地温泉という温泉もあります。

 何もないように見えて、何かあるのが諏訪之瀬島。島を歩いているうちに、新しい楽しみかたが見つかるかもしれません。

諏訪之瀬島の見どころ

※次回、3月12日更新予定です!

諏訪之瀬島の情報あれこれ

※次回、3月12日更新予定です!

諏訪之瀬島へのアクセス

※次回、3月12日更新予定です!

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