小宝島はトカラ列島の南部にあり、人口60人ほどが暮らす小さな島です。名前の通り「子宝に恵まれる」と言い伝えのある島で、実際に移住して子供を授かった島民もいるのだとか。遠目から見ると「まるで妊婦が横になったように見える」と言われる島ですが、なんだか不思議な偶然に思えてきます。　そんな島の見どころは、北部にある湯泊温泉。むき出しの岩場に作られた湯船はかなり開放的な印象です。南国情緒に満ちた天然温泉から海を眺めるのは至高の贅沢かも知れません。

　島自体はゆっくり歩いても1時間あれば1周できそうです。小さな島ながら随所にちりばめられた奇岩群もまた魅力。地球の原風景を思わせます。人口は少ないながら、そのぶん島民の一人一人が協力し合って生活している点も魅力的。　そんな島と仲良くなってみるのも面白い気がします。

小宝島を代表する名湯。奇岩に囲まれたなかから広い海を見渡すことができます。湯船は３つあり、それぞれ低温、中温、高温と別れているのだとか。泉質も塩化物泉と硫黄泉とに分かれるようで、使い分け・・・浸かり分けを楽しめそうです！

湯泊温泉のすぐ隣にある岩場の中の温泉。まるで、池かなにかと見間違えるほど野趣あふれるものですが、源泉、白濁、高温の温泉が湧いています。頭に白いタオルを乗せて鼻歌でも歌うのが似合いそうなほど、雰囲気がイカしています！

かつては稼働していたそうですが、今は設備不良から休業中の温泉施設。いつ復旧するかは未定だそう。

島を代表する景勝・赤立神をバックに荒々しい景観が魅力の入り江です。ただ、見た目とは裏腹に波はとっても穏やかだとか。シュノーケリングなどが楽しめます。

小宝島の南にある、高さ6mにまで突きあがった岩です。島民の拝所となっているほか、平家の落人が漂着した場所とも伝えられており、島のエピソードには欠かせない存在だったりします。奇岩の目立つ小宝島の中でもシンボル的存在と言えるかもしれません。

平家の落人が隠れ住んだと言われる洞窟で、戦時中は防空壕としても機能したとか。小宝島の歴史を知る洞窟です。

「妊婦が横に寝ている」と言われる小宝島。島の聖地とされているうね神は、その妊婦の頭の部分にあたると言われているほか、平家の落人が隠れたと言われる穴も見られます。また、周辺には牛が放牧されており、そののどかな雰囲気も何だか魅力的です。

標高103mの小宝島最高峰。それほど大きな山ではありませんが、一部険しくなっているようで、登る際は島民への確認が必要とのこと。

「ばんや、外ばんや、そうとうじ」という3つの奇岩が並んでおり、その角度によって人面や怪獣のように見えると言われています。火山島が織り成す自然ならではの景色です。

あまり人が訪れることはないそうだが、サンゴ礁の美しさに定評がある海岸。島の西側、ジャングルを抜けた先にある。

※次回、3月19日更新予定です！

※次回、3月19日更新予定です！

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