東北の海遊びはここで
牡鹿半島から4kmほどの網地島です。牡鹿半島周辺の島々の中では訪れる観光客も多く、個人でも団体でも遊べるだけの施設が揃っています。特に仙台からも比較的行き来しやすいためか、連休をこの島で過ごす人も多いようです。夏場は海水浴客で賑わい、リピーターも多いとか。 このあたりの島々はかつて流刑地だったようですが、網地島もそのひとつ。比較的温暖で過ごしやすい土地柄が良かったのか、罪人の中には網地島を好み、そのまま家族を呼び寄せて一緒に過ごす人もいたそうです。実際、島内のペンションや、高台から見る景色の中には、ここは南国リゾートかと思ってしまうほどの美しい景観も。
2011年03月に発生した東日本大震災において甚大な被害を負いました。船舶や漁具、作業場など、すべて津波に流され、建物は海に近いところから倒壊したそうです。救助の遅れもあるようで、復興が進んでいるとは、現状は言い難いかも知れません。しかし、そんな中にあっても島内のペンション、民宿は一部で営業を再開し始めた様子。島が再び活性化すべく、観光客が訪れるのを待っています。
網地島の見どころ
景色を楽しむ
網地白浜海水浴場 (場所)
ベーリング像 (場所)
日本への北方航路を開拓するため、ヨーロッパからマルティン・スパンベアらロシア第2次北太平洋大探検隊の艦隊が網地島にやってきました。彼らはベーリング海峡の語源でもある航海士ヴィトス・ベーリングの遣いで、通称ルートの開拓が目的でした。これが、日本とロシアの初めての交易と言われています。その時のことを記念して、1991年に建てられたのがこのベーリング像なのです。
ドワメキ崎 (場所)
島の南端で見晴らしの良い展望スポット。霊島や金華山が一望できてしまいます。近くには紅白の模様が目印のドワメキ灯台もあるので、せっかくなら登っておきたいところ。
施設を楽しむ
島の楽校 (場所)
旧網長中学校の校舎を改装してオープンしたレクリエーション施設です。炊事棟にキャンプファイヤー設備も充実で野営活動はばっちり。旧校舎とあって広々としたスペースが魅力です。申し込みをすれば島の環境を存分に活かした野外活動が出来そうです。実際、いかだ作りや流木アートなど、本土では気軽に出来るものではありませんよねー。団体で網地島を訪れるなら覚えておきたい”楽校”です。
網地島の情報あれこれ
【名 称】網地島(あじしま)
【所在地】
(地図)
【面 積】6.43㎢
【周 囲】
20.7km
遊 び
ハイキング、サイクリング、海水浴、シーカヤック、釣り、磯遊び、いかだ作り、石ころアート、流木アート
食べる
アワビ、うに、のり、ひじき、ふのり、銀鮭、めかぶ
郷土料理
雲丹みそ、コナベッコ焼(魚介と野菜を鍋で煮込んだ料理)、うに丼、どんこ汁
変わりモノ
ホヤの刺身
お土産に
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マスコット
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う た
網地島甚句、網地島の女
島内のルール
島内は原則キャンプ不可。
網地島へのアクセス
1.東北自動車道利用
東京方面から
盛岡方面から
東北自動車道↓
東北自動車道
↓
仙台南 I.C
古川 I.C
仙台南部道路↓ 25分
石巻別街道
(国道47号線~国道108号線)
↓ 50分
仙台若林 JCT
石巻市内
仙台東部道路↓ 25分
徒歩
↓
利府 JCT
石巻港
三陸自動車道↓ 50分
↓ 1時間20分
石巻河南 I.C
網地島
国道398号線
↓ 15分
石巻市内
徒歩
↓
石巻港
↓ 1時間20分
網地島
※ 自動車は周辺駐車場へ。
2.仙台駅から
仙台駅
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