【U-23代表・選手名鑑】 永井謙佑・・・スピードスターが五輪で世界を震撼させる

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いよいよ、ロンドンオリンピックの開催日が近づいてきましたね。夏季オリンピックとしては第30回目となる記念の大会です。各国の代表選手がどのような活躍を見せるのか、想像するだけでも楽しいですね!今大会で注目度の高い選手を紹介するこの企画。今回は日本男子サッカー五輪代表、関塚ジャパンの永井謙佑選手をクローズアップしたいと思います。

【永井謙佑】 ながい・けんすけ

国籍:日本
生年月日:1989年3月5日(23歳)
出身地:広島県福山市
身長:177cm
体重:74kg
在籍チーム:名古屋グランパスエイト
ポジション:FW
背番号:18
利き足:右足

時速40kmを超える俊足

永井選手の代名詞と言えば、50m走5.8秒の俊足です。単に数字上の速さだけでなく、スタートからトップスピードに入る時間が速いのが特徴です。最初の一、二歩目がずば抜けて速く、スピードのあるディフェンダーと対面しても簡単にマークを振り切ってしまいます。ディフェンスラインの裏への飛び出しを得意としており、スペースに出された一本の縦パスを受けると、25m~30mをドリブルで一気に独走してゴール前に侵入します。そのスピードは時速40kmを超えるとも言われ、ディフェンダーは警告を覚悟して背後からスライディングタックルをしかけるか、手を使って体を引き倒すしかありません。

スピードで抜き去る爆発的なドリブル

裏へ抜け出すプレーだけでなく、スピードを生かしたドリブル突破も武器にしています。バイタルエリアで正面からディフェンダーとマッチアップした場合、一旦スピードを緩めて相手と間合いを計り、背後のスペースにボールを蹴り出すと同時に一気にトップスピードに入って前方に突進します。ディフェンダーはターンしてボールをクリアしようとしも、背後から追走してくる永井選手に追い抜つかれ、そのまま体を入れ替えられて置き去りにされてしまいます。細かいフェイントを使わなくても、緩急をつけたスピードだけでディフェンスを抜き去るプレーは永井選手にしかない大きな特徴だと言えるでしょう。

ストライカーとしても一流

スピードを生かした突破だけでなく、決定力の高さもストロングポイントの一つです。左右の足を問わず高いシュート精度を誇り、多彩なシュートパターンでゴールを奪います。特にゴールキーパーと一対一になった時のシュートが巧みです。縦に長いロングパスをダイレクトでファーポストに流し込むグラウンダーシュートや、キーパーの頭越しに芸術的な放物線を描くループシュート、キックフェイントでキーパーを鮮やかに抜き去るドリブル、ほとんど角度のない場所からシュートを打って決めることもあります。

ウイングタイプのプレーヤーはチャンスメークに徹するあまり、フィニッシュが雑になる選手も見受けられますが、永井選手はチャンスメーカーとしてもストライカーとしても優れた能力を持っています。ロンドンオリンピックでは強豪国に対してカウンターからの速攻を狙う戦術を取る可能性があり、永井選手を1トップとしてフォワードに据えることも十分にあり得ると思います。

豊富な運動量で守備でもチームに貢献

永井選手は守備でもチームに貢献できるプレーヤーです。豊富な運動量で前線から激しいプレッシングをかけてパスコースを限定すると、ディフェンスラインのパスミスを見逃さずに鋭い出足でボールをインターセプト。そのままドリブルで一気にペナルティエリアに侵入し、ゴールを奪うシーンをJリーグで何度も見せています。

総括

関塚監督がロンドンで永井選手をどのような形で起用するのか注目したいところです。ウイングハーフとして1.5列目で先発させるのか、勝負どころでスーパーサブとして出場させるのか、フォワードで1トップに起用してストライカーとしての役割を期待するのか。いずれにしても、攻撃の鍵を握るプレーヤーの一人だと思います。

関連リンク

 【U-23日本代表・観戦レポート】 《ロンドン五輪》全試合・リンク集
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