田中マルクス闘莉王・・・絶対的な統率力と攻撃力が代表を変える【サッカー日本代表候補・選手名鑑】

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2014年ブラジルW杯出場を決めた日本代表。本大会までの1年間、新たなオプションとして新戦力を試す機会が訪れました。ザッケローニ体制になって以後、代表に招集されても実戦で使われない選手、長らく代表候補として注目されながら召集すらされない選手もいます。ファンやサポーターの目線から、A代表で起用して欲しい選手をピックアップしたいと思います!

【田中マルクス闘莉王】タナカ・マルクス・トゥーリオ

生年月日:1981年4月24日(32歳)
出身地:パルメイラ・ド・オスエチ
身長 体重:185cm 82kg

在籍チーム:名古屋グランパス
ポジション:DF・FW
背番号:4
利き足:右

今野、吉田のセンターバックは限界なのか?

田中マルクス闘莉王 【総合力・55点】

田中マルクス闘莉王 【総合力・55点】

コンフェデレーションズ杯で3試合9失点を喫した日本代表は、ディフェンスラインに問題があるのではないかという指摘がマスコミの間で起こりました。特にセンターバックの今野と吉田の能力不足が槍玉に挙げられ、今野は高さと統率力に難があり、吉田は判断力と対人守備に難があると言われています。

ザッケローニ体制になって以後、今野と吉田は一貫してレギュラーに固定されてきました。しかし、この辺りで一度リセットしてもいいのではないか?という気運も高まっています。そんななか、2010年南アフリカW杯でベスト16の立役者となった田中マルクス闘莉王の代表待望論が日増しに強まってきました。

闘莉王は代表のレギュラーを脅かす存在となれるか?

果たして、闘莉王に日本の守備を立て直す力はあるのでしょうか。闘莉王と言えば圧倒的な高さと強さを持つ空中戦。強靭なボディコンタクトを生かした1対1の守備。そして、最後尾から正確なパスでゲームを組み立てる優れたビルドアップにあります。

統率力と空中戦では今野泰幸を上回り、ポジショニングと対人守備では吉田麻也を上回るという評価も受けています。一見すると今野と吉田の能力をかけ合わせた完璧なセンターバックのようにも思えます。しかし、懸念されるのはスピード不足です。日本はディフェンスラインを高く保つ攻撃的な守備を展開するので、DFの背後に大きなスペースが空きます。カウンターを受けたときに自陣の守備をカバーできるのかという疑念が残ります。

コンフェデ杯でブラジルに3失点、イタリアに4失点を喫して崩壊したディフェンスラインはパニックに陥りました。日本に最も必要なのは守備が壊れたときにリーダーシップを取れる存在だと思います。リードを奪ったときに冷静なパス回しを選択し、劣勢時はリスクをかけて攻撃に移る決断力を持ったDFが必要です。そういう意味で闘莉王ほど期待のできる選手は見当たりません。

ボランチでもフォワードでも代表の力になれる

仮にDFで機能しなくてもボランチで使う手もあります。闘莉王は浦和レッズ時代にも攻撃力を買われてボランチで起用された経験を持ちます。前に出る攻撃性と展開力、そしてロングレンジからシュートを叩き込める強烈な右足。レギュラーボランチの長谷部誠が十分なパフォーマンスを発揮できないなか、攻守に存在感を示す余地は十分にあります。

劣勢時にパワープレーを要求される場面では、センターフォワードにポジションを上げて一発を狙う作戦も取れます。昨年、所属クラブでFWとして先発し、ハットトリックを達成した得点力は伊達ではありません。代表では吉田麻也がFWにポジションを上げるパターンがありますが、得点を奪ったケースはありません。ヘッドでも足元でも点を取れる技術と、ゴールに対する嗅覚は他の追随を許さないものがあります。

総評

所属クラブでのパフォーマンスが落ちているという指摘もある闘莉王。彼が代表に招集されることでどんな化学反応が起こるかはわかりません。ザッケローニ監督は攻撃的なDFを好まない傾向にありますが、闘莉王が加わることで逆に守備力が高まる可能性もあります。ディフェンスラインの強化のため、得点力アップのためにも是非とも召集して欲しい選手の1人です。

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