【ロンドン五輪】 アリソン・フェリックス・・・女子短距離走、3冠なるか?

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いよいよ、ロンドンオリンピックの開催日が近づいてきましたね。夏季オリンピックとしては第30回目となる記念の大会です。各国の代表選手がどのような活躍を見せるのか、想像するだけでも楽しいですね!今大会で注目度の高い選手を紹介するこの企画。今回はアメリカ表として、女子短距離走に出場するアリソン・フェリックス選手をクローズアップしてみたいと思います。

【アリソン・フェリックス】

国籍:アメリカ合衆国身長:168cm

体重:57kg生年月日:1985年11月18日(26歳)

自己ベストタイム

100m、10秒92(2012年)200m、21秒81(2007年)

400m、49秒59(2011年)

アリソン・フェリックス選手は、女子短距離界のスーパースターとして、ロンドンオリンピックでの活躍が最も期待されている選手の一人です。2004年4月19日、200mで22秒51を記録し、マリオン・ジョーンズの持つジュニア全米記録を22秒58を11年ぶりに更新するという鮮烈なデビューを飾りました。その年、当時高校生で出場したアテネオリンピックの200mでは、ジャマイカのベロニカ・キャンベルに次ぐ銀メダルを獲得して才能を開花させました。そして、翌年の世界選手権では200mで金メダルに輝き、一気にスプリンター界の女王にまで上り詰めたのでした。スプリンターとして類まれな才能を持つアリソン・フェリックス。彼女の強さの秘密とは一体なんでしょうか。

 

独特のスレンダー体型

男子の短距離選手といえば、大柄で筋肉質のプレーヤーというイメージがあります。ショートディスタンスの競技はパワーが必要不可欠なため、ある程度筋肉量がないと加速しにくいからです。しかし、フェリックス選手は短距離走者にしてはスレンダーな体型といえます。BMI 20.2という驚異的な数値からもそのことが伺えます。極限まで脂肪をそぎ落とすことで、走行中のパワー効率を上げ、少ない筋力でもスピードを最後まで維持できるのです。

世界最高水準のランニング技術

フェリックス選手は、キック足が体の真下を通過した後、骨盤を前にリードしているので腹直筋が最大限に伸ばされています。これは手足のクロス時に上体で生み出されたパワーを効率よく地面に伝達するためです。また、キック時の後半は骨盤を固定し、また伸ばされることで大腰筋と共に大きな推進力を生み出します。フェリックス選手は、キック時の腹直筋の使い方が非常に上手いので、 上体をより速く前に進ませることに長けています。

リラクゼーション

フェリックス選手は、キック脚の前方スウィングにおいて、力を抜くときと力を入れるときのアクセントがはっきりしています。このとき、力を抜くべきステージで、きちんと力を抜いていることを「リラクゼーションができている」と表現されます。このことがレース後半からの驚異的なスピードを生み出しているのです。

【総括】さて、ロンドンオリンピックへの出場を決めているフェリックス選手ですが、どの種目に出場するのか明らかにしていません。100m、200m、400mの個人種目で3冠を狙えるだけの実力を持つと言われているだけに、どの種目を選択するのか注目を集めています。世界記録をどこまで塗り変えることができるのか、期待したいと思います!

最終更新:

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  • K

    Kazannonekko452

    読んでいると速く走れるような気になってしまった。名解説ですね。
    次はホッケーの「さくらジャパン」を希望です。ぜひぜひお願いします!

    • U

      ueue52

      ありがとうございます^^「さくらジャパン」は「なでしこジャパン」より美人が多いとマスコミに言われてますね。是非とも記事にしたいところです!
      しかし、僕はホッケーのルールさえ知らないのです(笑)とりあえず「なでしこジャパン」を書いてみて、「さくらジャパン」の美女特集を作りたいと思います!