【島あそび】「ちょっと乳房登ってきます。」内地では絶対言えないな・・・(母島)

tanoshimasan

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乳房山(ちぶさやま)
乳房山(ちぶさやま)

「ちょっと乳房登ってきます。」

 小笠原諸島・母島には乳房山という山がある。そのまま読んで「ちぶさやま」。小笠原諸島最高峰でもある463mの山である。筆者はこの山が好きで、2012年時点で5度ほど登っているのだが、泊まっている宿の人にも「ちょっと乳房登ってきます」とか言ってしまいう。いや、島ではフツーなんですよ、島では(必死)。昔は山のふもとには「民宿・乳房」なんて宿もあったほど。別になんてことないのです。 小笠原諸島と言えば、父島、母島などの有人島を筆頭に、兄島、弟島、姉島、妹島、聟島、嫁島・・・等々。まるで家族のような島の名前がずらり。まぁそこまでは有名なのだが、母島は乳房山、父島には乳頭山という山があることはご存じだろうか。内地にも乳頭山、乳房山と呼ばれる山はあるが、小笠原の場合は島の名前にちなんで名づけられているのだから、何とも芸が細かい(?)のだ。 登山自体は比較的容易だ。遊歩道が整備されているので、馴れた人ならぎょさんで登る、なんてことも。ただ、道それてしまうと、やはり迷ってしまいかねないので、最初はガイド付きか、地図を持参しての登山が望ましいだろう。

 なお、この記事は出オチと言いますか、「乳房登ってきます」とは言うものの、あとは淡々と絶景が続く。ハハジマメグロやムニンヒメツバキ、ハハジマノボタンなどの固有種も比較的容易に出会ってしまうだろう。特に同じ小笠原でありながら、父島では見れない、母島でしか見れない種も多い点が面白い。ハハジマメグロなどはその代表例だが、母島ではスズメを見る感覚で出会うことが出来る。しかし貴重な存在には変わりないので、ガイドツアーかガイド本に頼る方が、より楽しめるだろう。

 所要時間は4~5時間と短いが、「父島に帰る」といった時間的な制限がある日(船に乗って来た日、船に乗って帰る日)の登山は望ましくないので注意。

(左・きのこ。よくわからないので食べない。)(中・晴れた日は絶景です!)

(右・余計なところには行かない。)

◇戦跡◇太平洋戦争時、硫黄島までは実際に戦いが起こっていたが、小笠原も重要な場所であったことは言うまでもない。来る陸上戦に備え、砲台や塹壕を用意していた様子や、本土爆撃から戻る米軍が棄てた不要爆弾の跡などがそのままの状態で見ることが出来る。

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