上野駅広小路口から徒歩1分
東京に住んだことは一度もないのですが、東京に行くたびここで食事をしてしまいます。 どうしても筆者は国産志向なところがあり、食べ物に関しては極力国産品を選んでしまいます。もちろん、輸入食品を食べないわけではないですが、やはり何事も「国産」だと、なんだか安心して食べられるもの。そんな性分なので、外食でもつい「国産○○」なんて書かれていると、ミョ~にそそられるんです。
それで惹かれたのが、上野駅広小路口を出て1分。信号わたってスグのお店。【東京牛丼 牛の力】
チェーン店が10円でも安くと価格競争を繰り広げる中で、堂々と国産牛100%をうたい、上野駅前という一等地で営業を続けているのです。
もっとも同店も、かつては低価格牛丼店として価格競争に参戦していました。しかし、大手チェーンにはかなわないうえ、アメリカのBSE発覚(狂牛病)が追い打ちをかけ、一時は廃業したのを覚えています。当時は存在は知っていても、食べたいとまでは思いませんでしたが。そして、それを機に一転、筆者が気付いた時にはこだわりの牛丼店に変貌を遂げていたのです。
メニューはシンプル、【東京牛丼】をベースに味付けを変えた3種と、定食が1種。東京牛丼
590円 (大盛)740円
牛力丼(赤)690円 (大盛)840円
牛力丼(白)
690円 (大盛)840円
牛皿定食740円 (大盛)890円
※季節や時間帯で増えることはあります。
牛丼にバター?
中でも牛丼に温泉卵、バター、刻みのりをトッピングした牛力丼(白)は必見です。 バターってこんなに牛丼に合うのか! さらに、カウンターには生にんにくが置いてあり、「お好みでしぼってください」とのこと・・・。バターと温泉卵でコク深くなっていた牛丼が、ピリッとしたにんにくでさっぱりした味わいに・・・。以来、自宅で牛丼を作る際も、仕上げにバターを乗せています。(笑) サービスの追求が忙しない飲食業界において一度は挫折した同店。こだわり抜いた先は非常にシンプルなんだと思い、感動すら覚えました。基本コンセプトは「安全・美味しい・懐かしい」とのこと。昭和の歌謡曲がかかった店内で、家庭で食べるすき焼きに似た甘辛い牛丼が妙に合います。今日の低価格志向な中、ファーストフードも味と質で勝負ができることを示してくれています。ぜひ末永く愛される店であってほしいなと思います。
牛力丼(白)と生にんにく
◇参考ページ◇
(公式HP) 〒110-0005 東京都台東区上野6-14-7
最終更新:
habihabi64
生ニンニクや玉ねぎも国産だといいですね!