【島あるある その5】恐怖?道路わきの車ガイコツ
それは夏の暑い日のこと・・・。
私は都内の某離島で休暇を過ごしていました。島って言うのはね、隆起して出来ているもんですから、基本的に山が存在するんです。
「せっかく来たからには登りたいなー」
って、私は山の上から海を眺める景色が好きなもんですから、登ったんですね。
ぜーはーぜーはー。 山道をこう、歩いていまして。
大体、本格的な登山道に入るまでは、車道が伸びていまして、そこに畑とか、工事現場なんかがちらほら見えているんですね。
で、しばらく歩いていますと、段々とひと気も無くなってくるんです。
木々からね・・・声だけ聞こえるんです・・・。 チュン、チュンチュン・・・ホーホケキョって。
やだなーかわいいなーなんて思っていたんですが、ある時急に肩が重く感じたんです。 あれ、もう疲れたのかなーなんて。
ちょっと休憩しようと思って木陰に入ったんですよ。 そしたらさっきまで暑かったのにちょっと涼しいんです。
あれー涼しいなーと。 すでに汗びっしょりかいてたんで逆にちょっと寒いんですね。
冷たい風にブルブルッブルブルッっと、こりゃだめだなーと思って上着を羽織ったんです。 あぁこれで少しあったかいなと思ってほっとした瞬間、前に目をやると・・・
いるんですよ、たくさんの車のガイコツが。
きゃー。
・・・失礼しました。(本当に失礼しました)
肩が重く感じたのは重たいザックを担いでいたからです。
なんでしょうか、島の道路わきには不思議と廃車が落ちてたり(?)します。 (色んな島で見かけますが、比較的起伏が激しい島に多い傾向を感じます)
恐らくは集落と畑との移動(?)に使われていたのだと思われますが、 潮風にあたって錆びて、植物に浸食されて寂びていたりします。
中には「こんなのどうやってここまできたんだ?」
と、突っ込みたくなるような場所に落ちていることもあります。 ガイコツとは一般的に「脊椎動物の骨格のみが残存している状態」を指しますが、
なんとも印象は車のガイコツ。「こんな”超”のつく粗大ごみを放置して!」
・・・なんて思わなくもないですが、きっと色々事情があって動かせなくなったのでしょう。 それに自然の力とはパワフルなもんで、車ももはや自然の一部と化します。
なんとも味わい深い様子に・・・。
(伊豆諸島・神津島の山道わきにある廃車)
姉妹ネタとして「自販機のミイラ」なんてのもいます。 懐かしいジュースのサンプルがあったりしてこれも面白いです。
(伊豆諸島・神津島、静岡県初島にある自販機。懐かしい飲み物も。)
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