【島あるある その12】会話の敷居が・・・

tanoshimasan

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【島あるある その12】会話の敷居がミョーに低い。

 あまりそう思われませんが、筆者は結構な人見知りです。人と話すのは好きですが、そのきっかけを掴むのにそこそこ時間が掛かっていたのです。今はバッチリ!・・・とまでは言い切れませんが、それでもかなりマシになった自信はあります。そして恐らく、これは島をウロウロしていた経験のおかげなのです。なぜって、島では会話の敷居がミョーに低いから。ミョーに。

 以下、よくある話をいくつか。

1.めちゃくちゃ有名な場所ではないけど、観光ガイドや地図に名前だけ載っている程度の場所(集落から離れた展望台や浜など)に行くと、自分以外にもう1~2人だけいたりする。

 これは個人的に非常に”ある”話です。例えば朝早く目が覚めたとき、沈む夕日を眺めたいと思ったとき、波の音でも聴きながら1人でぼーっとすごしたいとき、「自分のお気に入りの場所」を持っている人、これが意外に多いんです。それは島人はもちろん、観光客にも言えること。海の音が、木々のざわめきが、鳥たちのさえずりが、そうさせるんでしょうか、静かに過ごしたい時間があるようです。それでも、意外と同じことを考えている人がいたりして・・・ その場所に、他に誰もいないから?”自分と同じ”考えをしているから?何気に目が合ってしまうと、一言二言声を交わしてしまいます。「いや、自分からは声をかけないし・・・」っていう人もいるかも知れません。・・・いや、そこそこの確率で向こうから声を掛けられます(笑)。自分の場合はこうして徐々に慣れ、気が付けばこちらから声を掛けることも・・・。

(ごくまれに本当にアヤシイ人もいるので注意。) 

2.スーパーなどのお店で並んでいると、地元の人(だいたいご年配が多い)にふと話しかけられる。

 男は女の人に、女は男の人に、やはりこの傾向があるかと思われます。沖縄某島でのこと、スーパーでヘチマを買おうとしていると、後ろからおばーに声を掛けられました。「ナーベラ(ヘチマ)を食べるなら、よく合う味噌があるんだよ」(本当は方言でしたが)

と、教えてもらったので、買ってみるとこれがまた”超”の付くうまさ!そんな感動の翌日、同じ時間にスーパーに行くと、またもおばーとばったり。「美味しかったよー!」と伝えると、会計を済ませたおばーの袋から手渡されたのはヘチマ・・・。こんなきっかけで会話が弾んだことも。 逆に、「急いでるから先に並ぶねー」と、平気で割り込みするおばーも・・・。どちらも沖縄の例ですが、他の島々でもいくらか経験があります。これも島ならでは・・・か。

3.そもそもすれ違いざまに「こんにちはー」と挨拶する人の割合が多い。

 登山中とかよくある話ですが、島もどこかそれと同じ感覚。たとえば街中で、見知らぬ人とすれ違いざまに「こんにちはー」と挨拶でもしようものなら、ちょっと変な目で見られてしまうでしょう。挨拶自体はごく普通な行為でも、時と場合ってのがあるもんです。でも、島ではこれがわりと普通。そしてなぜか、島の規模が小さければ小さいほど、道が狭ければ狭いほど挨拶されますし、してしまいます。 島によっては、すれ違う小学生や中学生がみんな挨拶してくれる、なんてことも・・・。最初はとまどって挨拶し返せなかったりしますが、馴れてくるとなんてことは無いかも知れません。会話のきっかけになったりもします。なんだかんだで挨拶はやっぱり良いもんですね。 

4.どこかしらでお酒を飲んでいる時、左右から声を掛けられる率が高くなる。

 娯楽が少ない島では、やはり楽しいのがお酒の時間。あえて買うようなお土産が見当たらない島でも、お酒だけは作っていたりするほどです。それだけ酒の時間を大切にしている風土が、島にはあるようです。 もうなんとなくイメージも湧くかもしれませんが、日中2~3度すれ違う人は、得てして”飲み”の場所でもまた会うものです。あとはその場の勢いに任せて・・・。島の人ほど声を掛けてくれたりします。さらに、その場に(かわいい)女性がいればその確率がグンとアップ・・・?

◆◆◆  数字でのデータがあるわけでもなく、個人的な経験でのお話ですが、どれも本土ではまず経験しないことなのは確かです。恐らく島特有の何かが働いているのだとは思いますが、それが何かは筆者もよくわかりません。でも会話の敷居が低いって、肩肘張らないからとてもラク。人見知りにはありがたい話なんです。  

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