子育ての考え方について学ぶ

orangeoor18

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講座の待機スペースからの眺め
講座の待機スペースからの眺め

我が家の教育方針は主に妻が決めていてほぼ任せきりの状態。子育てには正解も不正解もないからこそ、悩みや不安はつきものだと思いますが「悩みは?」と聞かれても自分はあまりピンと来ないというのが正直なところです。

育児を「手伝う」。このようなマインドは我が家では完全にアウト。いい加減このマインドから卒業することが目標です。

目的はこれだけではないですが、子育てについて学んでみたいと思い、沼津市が実施する「自信がもてる子育て講座」に行ってまいりました。

子育てに関心のある人であれば、誰でも参加可能。市内在住、在勤されてる方はもちろんですが、そうでない方も受講しています。(受講代金は300円)

毎年、春期、夏期、秋期で各3コマの講座が組まれており、教育における様々なテーマに沿って講師が展開していきます。

講師は教員、教育評論家、公認心理師など各分野で活躍されてる方々。

乳幼児及び小中学生の子を持つ親や子育てに関心のある方を主な対象に、子どもへの理解を深め、親としてのあり方を学ぶ機会を提供するために「自信がもてる子育て講座」を開催しています。

自信がもてる子育て講座

今回受講したのは夏期講座。1コマ目には「コロナに影響される現在の教育実態」「子どもの言語能力の育み方」などをお話しいただきました。

小学校低学年に起きていること

この中で衝撃だったのは、小学校低学年の児童に学校での問題行動(暴力行為)が増えていることです。

調査したのは令和2年度。この時期は休校が相次いで、学校生活を送れる時間が減っていたにもかかわらず14年前と比べ件数が増加。

当時と比べて学習環境や保護者の価値観などは変わっているので、原因は様々なところにあると思われますが、話の中で一つ印象に残っているのは、言葉で伝える力の重要性でした。

小学1年生時にひらがなを習得しますが、この期間はコロナの影響で満足に授業ができずプリント学習が増えていたようです。

これまでの授業のように集中して密なやりとりをできないまま、習得済みとしてみなすことで、それ以降の授業が進んでいってしまう

基礎であるのひらがなの習得が不十分であるために「わからない」が積み重なる

子どもたちの中でイライラが募る

上記のようなことが低学年の問題行動が増えている原因の一つに挙げられるのではないか。ということでした。

こういった傾向が現れている低学年の子どもたちの将来にどれほどの影響を及ぼすのか。それは今後明らかになってくることもあるのだろうと想像します。

これに関連し、子どものポジティブな感情だけでなくネガティブ感情も大事にすること、感情を言語化することの重要性についても話してくださいました。(子どもが言語化することで保護者がその気持ちを理解し翻訳してあげることが大事)

受講して・・・

2年半以上コロナに翻弄されてこれまで子育てに及ぼした影響は計り知れないと思います。だからこそ保護者としては、「本当に子どものためになっているのか?」をよく考えて行動していきたいです。

家庭教育って保護者自身の家庭からの影響が大きいのでは?と自分自身思っています。なので、「こうじゃなきゃ」「こうだった」とか固執しがち・・・。全てを参考にするということではなくても、いろいろな人の考えに触れることは今後の子育てにおいて有意義だと感じました。

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