錫(すず)の小皿を作ってみた!

baikinman

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職人の町・燕市はずっと気になっていた場所。

大好きなキャンプ道具の多くが燕三条で作られていて、一度訪れてみたいと思っていました。

思いがけず燕市に行くことができたので「錫(すず)の小皿を作り」「純銅タンブラー鎚目入れ」を体験してきました!

燕市産業史料館|tsubame city|燕の匠の技に触れ、金属加工技術を知る
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道具

まずは、自分の作りたい物を選びます。

息子は四角い小皿・私は六角形の小皿・娘は純銅タンブラー鎚目入れをやることにしました。

道具の名称は不明ですが、用途によって異なる金槌や木槌を使います。

叩く!

まずは金属の板の上で、柔らかい錫を金槌で叩いて固くします。

この金槌は表面がつるりと丸くなっています。
鎚目を美しく見せるためかもしれません。

この作業は非常に楽しいです。

模様をつける

錫に釘のようなものを叩いて模様を打ち付けていきます。

またまた違う金槌登場!

今度は釘?を叩くことに利用する金槌のため、平たい表面です。

扱いが非常に難しく、直線を入れるのも一苦労。

そのため私は無難な花の模様にしました。。。(失敗を恐れる臆病者です)

成形

お次は先端の細い木槌で自分の好みの形に整えていきます。

木の板の上で曲げたいところをトントン叩くと、力をかけずに曲がっていきます。

裏返しにして歪みや隙間を直していき、形を整えます。

磨き

出来上がった小皿を研磨機で磨きます。

磨く前と磨いたあとではかなり輝きが違うことに驚かされます。

左:磨いた後、右:磨く前
左:磨いた後、右:磨く前

純銅タンブラー鎚目入れ

娘は別行動で純銅タンブラー鎚目入れをやりました。

これは金槌でひたすらタンブラーを叩くようです。

模様は自由に入れられるため、娘は2/3に鎚目を入れました。

完成
完成

まとめ

娘作:タンブラー(使用していたら黒っぽくなってきました)
娘作:タンブラー(使用していたら黒っぽくなってきました)
息子作:刺し身の醤油皿(上:ウミヘビ・左下:チンナナゴ・右下:海ぶどうと自分のイニシャルだそうです)
息子作:刺し身の醤油皿(上:ウミヘビ・左下:チンナナゴ・右下:海ぶどうと自分のイニシャルだそうです)
母作:アクセサリー入れ(なんだかつまらないデザインになってしまった・・・)
母作:アクセサリー入れ(なんだかつまらないデザインになってしまった・・・)

小学生でも簡単に体験でき、出来上がったお皿やタンブラーも非常に出来が良いので子どもたちは「またやりたい!」と言っていました。

自分で体験してから燕市の素晴らし工芸品を見ると、凄さがよく分かるようです。

体験後の見学は非常に真剣な子どもたちでした(笑)

出来上がったものが並ばれているところしか見ていないと、その後ろに人がいることをついつい忘れてしまいますが、こうやって物が作られているのだと体験によって実感しました。

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