親子でハンドメイドルアー作りの第三弾です。
前回はルアーの内部構造の制作とドブ漬け、ルアーアイ制作を行いました。ここからがルアーの見た目を大きく左右する重要な工程になってきます。慎重になりながらも楽しみながら作業を進めていきたいと思います。
では、続きからやっていきます!
アルミ貼り
前回、ルアーの内部構造が完成したところでドブ漬け(ルアーをセルロースセメントに漬ける)を行いました。
ドブ漬けを5~6回繰り返すと、写真のようにツヤ感が出ます。
もうこのままでもルアーとして使えそうですね!
早速アルミ貼りに必要なものを準備します。
最初にルアーの削り出しの際に使用した型紙を使って、100均のアルミテープの裏面に型取りします。ルアーには丸みがあるので、そこを考慮して一回り大きくアルミテープをカットするのがポイントです。
これを左右対称に、2枚作りましょう。
うまくカットするコツはハサミを使うことです。
カッターだと粘着力のせいか、うまくカットできませんでした(もしかしたらバリ取りで歯こぼれしていたのかも・・・)。
続いてカットしたアルミテープにウロコ模様をつけていきます。
今回使用したのは棒ヤスリです。棒ヤスリをよく見ると、ウロコ模様になっていますね。これをアルミテープに押し当てることで、なんと魚のウロコ模様を表現できるのです!
調理用のヘラを使って棒ヤスリにアルミテープを擦るように押し当ててみました。
どうでしょう?ウロコっぽく見えますか?
ちなみにこの工程は長男がチャレンジしました。上の方は最初に作ったもの、下の方は5回目くらいに作ったものです。何回か失敗して、徐々にコツを掴んだようです。
今回ウロコ模様をつけるのに棒ヤスリを使いましたが、ウロコ模様のものであればどんな物でも使えます。
色々調べてみると、虫よけネットを使っている人やナイフを使ってウロコ模様をつけている人、背中とお腹の境目(側線)を裁縫用のルレットを使って表現している人もいました。
こんなに簡単にウロコ模様をつけられるなんて、まさに目からウロコですね!
こちらはアルミテープを貼ったところです。
ここが難しいのですが、テープの隅に行けば行くほど、どうしてもシワが寄ってしまいます。なるべくシワが寄らないよう、丁寧に指の腹で延ばしましょう。
ただ、あまり気にしすぎても先に進めないので、ほどほどで切り上げます。
シワが入ったところは後から塗装で何とかごまかす予定です。
次回はできるだけシワが寄らないよう、ルアー削り出しの段階で、なるべく丸みがなだらかになるように削り出そうと思います。
次に魚の顔の部分を作ります。
ここもアルミテープを使います。
こんな風に貼り付けます。
写真だとちょっと分かりにくいですが、顔の部分ができました。
最後に目の位置を決めて、ルアーアイと同じ大きさの6mmポンチでアルミをくり抜きます。慣れれば目印なしで左右対称にくり抜けるようですが、心配なのでペンで目印を入れました。
結構傷やシワが入ってしまいましたが、無事にアルミ貼りが完成です!
ドブ漬け
アルミ貼りが終わったら、さらに3回ほどドブ漬けをします。
ムラが出ないよう、頭から1回、尾から1回、また頭から1回と交互に行いましょう。
と、2回目まではよかったのですが、3回目でセルロースセメントが白濁化してしまいました・・・。
夕方、日が沈むくらいの時間にドブ漬けをしてしまい、日没後に湿度が上がって結露したことが原因だと思われます。
1回こうなってしまうとやり直しはできないので気にしていても仕方ありません!長男も全然気にしていない様子。このまま突き進みます。
次回チャレンジするときは晴れた日中に乾燥させるように注意します!
続く。
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