【今週の一冊】国籍の?(ハテナ)がわかる本_木下 理仁

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「〇〇人」であるために重要なこと

人は何を根拠に「〇〇人」と言えるのかを、改めて考える本でした。

日本で日本人の両親から生まれて、日本語が喋れて、日本国籍で、日本に住んでいるから日本人であると思っていました。

では、そこに当てはまらない人は日本人とは言えないのでしょうか?

そんなことはないようです。

日系の人などは相手によって、自分がナニ人かを使い分けることもあるそうです。

自分がナニ人かは自分がどう考えるかというのも重要なようです。

「〇〇人」の条件も、国によって考え方が違うようです。

日本はどこで生まれたかを重視するけれど、スウェーデンでは生まれた国にはこだわらないそうです。

日本は宗教が大事であると考える人はほとんどいないけれど、ギリシャでは50%以上の人が重視している。

それは環境がそのように考えさせるのかもしれません。

この本を読むと、「〇〇人」という曖昧な枠組みで人を区別するというのが、無意味に感じてしまいます。

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