【今週の一冊】読書について_ショーペンハウアー

Vermeer

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私は根拠もなく本を多く読めばいいと思っていました。

でも最近違うんじゃないかと思ったんです。

「こうやったら良い」「上手くいく」などが書かれた本は、ほぼ自分の思考がなく意味がないんじゃないか。

そんな時に、この本を教えてもらいました。

読書についての著者の見解は、私の違和感を見事に文章にしていました。

読書は自分の頭ではなく他人の頭で考えることである。

ただし読書が無意味かといえばそうではなく、自分の思想が湧き出てこない場合に行うべきである。

自分の考えたことが本の中で書かれていても、自分の考えた心理と洞察には価値がある。

この本で、「読書によって自分は思考を放棄しているのかもしれない」という気付きが生まれます。

そして、本だけでなくネットで検索すれば何でも回答が出てくる状況によって、自分の頭で考えなくなっていることに不安を覚えます。

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